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旅と暮らしがつながるECモール。「ANA Mall」開店。

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ANAの新しいショッピングサイト「ANA Mall」が2023年1月31日に開店!多彩な商品カテゴリーを扱うショップで日常の買い物を楽しみながら、お得なマイルを貯めて特典航空券に交換すれば、非日常の空の旅が満喫できる。生活を潤すアイテムから地方の産物まで、「ANA Mall」で心豊かな買い物を。

目次

多彩な商品カテゴリーで、 日常生活を楽しく、豊かに。

「マイルで生活できる世界」の実現を目指すANAグループは、航空や旅行に留まらず、不動産、保険など幅広い事業に取り組み、マイルを利用しながら、より豊かな日常生活を送るためのサービスを提供する。ANAグループの非航空事業の中核を担う『ANA X』は、昨年10月に将来「スーパーアプリ」と評価されるアプリに育てていくために「ANAマイレージクラブアプリ」をリニューアルした。ANAグループの各種商品・サービスをスマートフォンで簡単に利用できる世界を目指していくなか、注目を集めているのが2023年1月に開店したショッピングサイト「ANA Mall」だ。

ANAグループではこれまでも、「ANAマイレージモール」「ANAショッピング A‐style」「ANAのふるさと納税」「WA+YO」などECサイトを展開してきた。それら既存のECサイトのうち「ANAマイレージモール」以外のサイトを集約していき、多種多様な業態のECサイトが出店するショッピングサイトとして運営されるのが「ANA Mall」だ。ユーザーはスーパーアプリを目指す「ANAマイレージクラブアプリ」から「ANA Mall」に入ることで、日常の買い物を楽しく、便利に行うことができる。食料品、化粧品、家電など日常生活に役立つアイテムを販売するショップが軒を連ね、高級食材や地方の産物を扱うショップも出店している。

「ANA Mall」のコンセプトは、「日常と非日常をつなげるモール」。その意味を、『ANA X』EC事業推進部の平山剛生さんはこう話す。「買い物をするとポイントが付き、貯めたポイントでまた買い物をする”ポイ活”が盛んですが、『ANA Mall』はそれ以上に、マイルを貯めると特典航空券と交換できるという大きなメリットがあります。次の消費のためのポイント獲得に留まらず、日常の買い物を楽しみ、暮らしを豊かに彩りながら、マイルを貯め、空の旅という非日常の世界につなげることができるのです」。

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「ANA Mall」のコンセプトを詳しく教えてくれたのは、『ANA X株式会社』
EC事業推進部の平山剛生(たけお)さんと松橋笑美花(えみか)さん。
マイルの積算倍率は、アフィリエイトサイトの「ANAマイレージモール」よりも2〜4倍と高く、商品の購入価格100円につき1マイルが貯まる(ANAカードでの決済の場合はさらに100円につき1マイルが積算される)。今までにはない幅広い商品から購入でき、かつ特典航空券がより身近なものになるというワクワクするショッピング体験が味わえる。「移動や旅行をより身近に楽しみたい方に、ぜひご利用いただきたいです。日常の買い物でマイルを貯めていただき、特典航空券やスカイコインを利用して、旅行や帰省で明日への活力を養っていただきたいですし、ANAに乗って世界に羽ばたいてもらいたいです」と平山さんは言う。

また商品のなかには、フェアトレードや環境負荷の少ないもの、フードロスの解決に寄与するもの、ストーリーのあるものなども取りそろえ、買い物でも持続可能な社会に貢献したいと望むユーザーの想いやライフスタイルに応えられるラインナップも意識していくようだ。平山さんは、「よりよい社会や、誰かのためになるモノやコトが、自分の心の豊かさにつながる世の中にどんどんなってきていると感じています。ご出張やご旅行で貯まったマイルの素敵な使い道として、”三方よし”のお買い物にぜひお使いいただきたいです」と呼びかける。訪れたことがない地域の産物を旅気分で購入するうちに行ってみたくなり、貯まったマイルを特典航空券に交換してその地域を訪れるというのも、まさに日常と非日常がつながる買い物。「『ANA Mall』はモノが集まるだけでなく、ヒトの思い入れのある場所にできればと考えています。ユーザーの皆様や出店パートナーの皆様のご期待に応えながら、共によりよい場をつくっていければうれしいです」。

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日々のお買い物で貯めたマイルを航空券に、航空券購入で得たマイルを日々のお買い物に使うなど、「ANA Mall」を介して旅と日常がつながる。
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商品詳細ページ。税込価格のほか、マイル獲得数や商品ごとの積算倍率も明記されていて、シンプルで扱いやすい。

ANA Mall

2023年1月31日にオープン。「マイルで生活できる世界」をコンセプトに、マイル消費がさらに身近に感じられるショッピングサイトになっている。

「ANA Mall」は、地域を訪れる扉にもなる。

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すみだ・たかし●1991年愛媛県生まれ。北海道大学大学院工学院修了。重工業メーカー、出版社、移住支援サービスの会社勤務を経て、編集会社『株式会社midnight sun』を設立。多拠点生活を実践しながらネットワークを広げ、現在は宮城県石巻市で地元企業を業務で応援。
重工業メーカー、ベンチャーの出版社、コンサルタント業と転身しながら、東京から静岡県下田市など全国23拠点、現在は宮城県石巻市と、生活拠点も自在に移してきた角田尭史さん。とくに多拠点生活を続けていた1年半ほどは、1か所に数日間から1週間ほどの滞在で移動する”旅の暮らし“を送っていた。

「『LivingAnywhere Commons』という、住居をシェアしながらコミュニティを形成する共同生活の仕組みがあり、それを利用していました。月額サブスクリプションで全国の拠点に滞在できるので、各拠点を巡っていました。最終的には23拠点に滞在し、立ち上げたばかりの会社『株式会社 midnight sun』の仕事もリモートワークで行っていました」と角田さんは振り返る。

拠点間の移動手段は新幹線、車、そして飛行機と、移動距離や利便性によって使い分けていたそうだ。「飛行機が好きなので、たとえば東京から香川県や福岡県など遠方へ向かうときはよくANAを利用しました」。飛行機での移動も多かったため、貯まったマイルを何度も特典航空券に交換していた。普段から買い物の決済にはANAカードを使っているので、さらにマイルが貯まり、日本全国への移動の助けになっていたという。

「多拠点生活ではいろいろな地域を訪れました。中山間地域にある拠点では近くにお店が少ないため、数日間の生活でさえ不便に感じることがあります。そういうときは、ECサイトで食品や日用品、本などを購入しました。イヤホンとかも。よくなくすんですよ、僕」と苦笑いする角田さん。「『ANA Mall』もそんな日常的な買い物ができ、便利そうですね。ぜひ利用したいです」。

現在、多拠点生活に一区切りつけ、石巻市にほぼ定住している角田さん。中小企業の経営コンサルタントとして地域を応援している。「たとえば、石巻の自然の素材を使ってアクセサリーを創作するショップの経営コンサルティングも担当しています。販路を拡大するためにECサイトを活用したりすることも大事ですが、できるなら実際に地域のショップを訪れていただき、作品を手に取り、店主と作品や地域について話しながら買い物を楽しんでほしいです。そんなふうに、地域の産物も扱う『ANA Mall』は地域を訪れるきっかけにもなりそうです」と話す。

今でも月に数日間は多拠点生活時代に知り合った仲間に会いに、全国の拠点へ向けて旅する角田さん。訪れた先々で仕事をしたり、ネットワークを広げたり、自在な働き方や生き方を実践している。「僕にとって旅は、もう一つの自分の居場所を見つけるものでもあります。仲間と交流することで、その地域のことを学んだり、新しい自分を発見したりしています」。

地域を知り、人生を豊かにする旅へ。「ANA Mall」で買い物を楽しむことで、そんな新しい世界を開けそうだ。

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右/茨城県ひたちなか市阿字ケ浦町の朝日。左/静岡県下田市の「ペリーロード」。多拠点生活では暮らしのすぐそばに“旅”が同居する。
photographs by Hiroshi Takaoka, Azusa Minoguchi & Erina Fujii   text by Kentaro Matsui
記事は雑誌ソトコト2023年3月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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