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特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド

『シェアローカル』・すみかずきさんが選ぶ「ローカルデザインのヒント本5冊」

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目次

1. 新編 日本の面影

自然とともにある日本の感性や美的感覚はとても繊細で、ナチュラル。その源流はどこにあるのだろうと考えていたときに出合った本。著者が来日してから定住するまでに受けた衝撃が、旅日記のように“イギリス人目線”で描かれています。
 (94136)

書籍情報

著者:ラフカディオ・ハーン
出版社:角川書店

2. 蟲師

日本に残る不思議な伝承を「蟲」の仕業として語る漫画。主人公の蟲師はほかの蟲師とは違って、蟲と対話し、ともに生きようとする姿勢に感銘を受けます。僕も同じ価値観を持つので、読むたびに主人公と友達になりたいと思います。
 (94135)

書籍情報

著者:漆原友紀
出版社:講談社

3. 町まちの文字 完全版

古い暖簾や看板に書かれている文字や神社の文字など、町で見かけるさまざまな文字を集めた本。僕のデザインの参考書で、休憩中にパラパラとめくったりしています。日本人の書く文字は重心が低く、いわば“三頭身”の美しさがあると思います。
 (94137)

書籍情報

著者:蓜島庸二
出版者:グラフィック

4. ありえないデザイン

僕が勝手に「思想の梅原」と呼んでいる心の師匠の本。ローカルデザインの流儀や考え方は梅原さんから学びました。「ローカルの人たちは他力本願すぎる。自分たちの問題なんだから自分たちで考えることが大事」という言葉も好きです。
 (95114)

書籍情報

著者:梅原真
出版社:六耀社

5. 熱帯

デザインをするときに意識するのは想像力、いや妄想力をどこまで広げることができるか。都会のビル街の真ん中にいたのに、ページをめくった瞬間にジャングルの中にいるという、妄想力を掻き立ててくれる森見さんの小説は刺激になります。
 (94138)

著者:森見登美彦
出版社:文藝春秋
photographs by Hiroshi Takaoka
text by Kentaro Matsui

記事は雑誌ソトコト2022年5月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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