目次
1. カレー、醬油 ─人間は何を食べてきたか アジア・太平洋編(下)
魚醤をつくるようになってから手に取った本。魚醤はなぜ生まれたのか、どのようにつくられているのか、どのように使われているのかが書かれている、魚醤づくりの辞書みたいな存在です。
著者:日本放送協会
出版社:NHK出版
出版社:NHK出版
2. 海うそ
土地の開発と引き換えに、自然や命が失われていく哀しみが描かれた小説です。海に潜り、命をいただく。自分が自然の中で生きているからこそ、「開発することと、未開のまま残すこと」について、考えさせられます。
著者:梨木香歩
出版社:岩波書店
出版社:岩波書店
3. 海ごはん山ごはん
食べるとは相手の命をいただくことです。だからといって、食事のたびに深刻になりすぎるのも違う気がします。せっかくならば大事にしたい、「楽しく、おいしく食べる」気持ちに自然となれる、レシピ本です。
著者:『海ごはん山ごはん』番組スタッフ(編)
出版社:幻冬舎
出版社:幻冬舎
4. クジラを捕って、考えた
捕鯨について反対でも賛成でもない立場から、「稀少生物の命をいただく」と「鯨を食べるという文化を守る」のバランスの難しさが書かれています。明確な正解はなく、考え続けるしかない問いかけだと思います。
著者:川端裕人
出版社:徳間書店
出版社:徳間書店
5. リトル・フォレスト
農業を仕事にする主人公が、森に暮らす様子が描かれた漫画。私は森ではなく海で生きていますが、自然の中に暮らしがあることや、自分の心の中で感じるあれこれを自然の中で感じ直す感覚がとてもリアルです。
著者:五十嵐大介
出版社:講談社
出版社:講談社
photographs by Yuichi Maruya text by Maho Ise
記事は雑誌ソトコト2022年9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。