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多様性

連載 | KAWAIIは地方を救う♥

外国人にとって、枡はジャパニーズクール!?

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 こんにちは! 『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。ソトコトでの連載も4年目に入りました。今回の連載はこれまでのハピキラでの活動事例をご紹介しようと時折挟んでいる「特別編」です。

 6回目となる今回の特別編のテーマは、「枡」。実は、世の中の枡はすべて日本製で、その生産の8割を担っているのが、岐阜県大垣市という人口16万人ほどのまちのたった5軒のメーカーさん。

 ただ、枡というのは、米や液体を量ることに使われていた「量器」とも呼ばれる、いわば「道具」。割り箸と同じで、ヒノキの廃材を使っており、なかなか単価が上がらない。枡好きのわたしとしては、どうしたら枡業界が元気になるのかを考えていました。

 そんなとき、偶然入った原宿・竹下通り(東京)の100円ショップ。何げなく日本のお土産コーナーを見てみると、手ぬぐいや和柄の小物に交ざって「プラスチック製の枡」がありました。そう、枡は、外国人にとって、「日本らしいかっこいいもの」だったんです。

 だったら、海外で売ってみてもいいのでは? と思いたった私たちは、一路、世界最大級のギフトショー「ニューヨークナウ」へ。どのような柄が海外でウケるのかはよくわからなかったので、ボードを作って、セントラルパークで突撃インタビューをしました。日本ではイラスト調の柄がウケるのに対し、向こうではテキスタイルのような模様が喜ばれたり。色も薄いものより、はっきりしたものが人気。

 街頭インタビューの声に耳を傾けつつ、試作の枡をニューヨークナウで展示し、最終的には、伊勢丹新宿でも販売していただけることに。

 通常、プロデュースするときは、物を作ってから販路を考えることも多いのですが、今回のように、まずは、その物の価値を認めてもらえる「販路」に世界規模で大きく舵を切ることで、その物の価値を最大限にアップすることができたお仕事となりました。

目次

HAPIKIRA PRACTICE:【 枡を、Japanese Itemとして海外で売っていく! 】

 お酒を飲む時や計量で使う枡。むかしから「道具」として使われてきたのですが、現在も使われるタイミングは、節分やお酒の樽のセット、竣工式や結婚式の鏡開きなどの、限られた時だけ。だからなかなか売り上げも伸びない。何か新しい使われ方・活躍するシーンはないものか?

課題

 ヒノキの廃材で作られる枡。「道具」として使われがちな枡の単価を上げ、登場シーンを増やす方法は!?

枡を、Japanese Itemとして海外で売っていく!

ハピキラSPICES

海外の人にとっては、枡は「ジャパニーズクール」の象徴!

 原宿の竹下通りの100円ショップの「日本のおみやげコーナー」を見てみると、プラスチック製の枡が。そう、枡はジャパニーズクールを象徴するアイテムの一つなんです。だったら、海外で「海外ウケのいい枡」を売ったらいいのでは?

提案

海外ウケのいいイラスト付きの枡をニューヨークで売ろう!

海外ウケのいいイラスト付きの 枡をニューヨークで売ろう!

 ニューヨークで開催される世界最大のギフトショー「ニューヨークナウ」で、枡を売ってみることに。どんな柄がいいのか私たちも未知数なので、いくつかパターンを作って、セントラルパークで突撃インタビューをしました! 出来上がった枡は最終的に「逆輸入」という形で、伊勢丹でも発売されることに。

ハピキラ’S EYE!

Ginza Sony Park

 ソニーの公園「Ginza Sony Park」へ。中にあるクラフトビール店では、園内でお酒を楽しめるよう、専用の持ち歩きカップが。鼻が入る大きめの開口部のおかげで、香りも楽しい! 持ち歩きができるようになると、ご当地名物の幅も広がるかもしれないと思いました。

ハピキラ’S WORK!

「My農家BOX」を今年も売り始めました! 

「My農家BOX」を今年も売り始めました!

 厳選された農家さんからフルーツを直接届けるサービス「My農家BOX」の販売を今年も始めました! 通常、フルーツは市場を通して販売することが多いため、「食べ頃の少し前」に収穫するのが一般的ですが、直接お送りするこのBOXでは「本当に食べ頃」の完熟フルーツを楽しむことができます。今年は伊達白桃やワッサーなどの変わり種フルーツも充実させ、毎月変わるフルーツを追いかけるのが楽しい、そんな商品です。応援してくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、今月もハッピーに頑張ります♡

IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。

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