TOP写真:『知床ウトロ海域環境保全協議会』のワークショップ。
なぜ道の駅を選び、どう活用を考え、実際にやってみてどうだったか、次回やるならばどういうところを工夫するかなど、道の駅を「うまく使っている」みなさんにあれこれと聞いてきました!「今度道の駅で、こういう企画やってみませんか?」という会話が生まれそうな実例を紹介します。
道の駅DATA:北海道斜里郡斜里町本町37 www.sharimichi.jp
住民参加型コンテンツで、地域内の交流を活性化!
北海道・斜里町町民や周辺地域の住民が交流し、新しい地域コミュニティを醸成する場を目指して、2023年6月11日に初開催された「知床しゃりマーケット」。主催者の『知床しゃり』は、斜里町が居住地や観光地として選ばれ続ける未来を目指し、多彩な商品や事業の開発・運営を通して、知床のファンづくりを行っている。
「コロナ禍を経て、久しぶりのイベントということで、地域住民がコミュニケーションを図ることができるコンテンツを目指しました」とスタッフの林典幸さん。その思いが反映された会場には、斜里町の町民によるフリーマーケット、斜里高校の生徒による物産販売ブース、『知床ウトロ海域環境保全協議会』によるワークショップをメインに、にぎわいが創出された。
当日は同駅における6月の日曜日の平均来場者数を3倍上回る1760人の来場者数を記録。偶然立ち寄った観光客と地元の住人の交流の場にもなった。「6月の第2日曜は『知床しゃりマーケット』の日と認知してもらえるよう、来年以降も開催を継続したいです」と林さんは語る。
道の駅の担当者から一言:コロナ禍を経て、久々の交流型イベントということもあり、本当に多くの方が来てくださってうれしかったです。今後も毎年開催してもらい、「中心市街地の“まちの駅”」でもある『道の駅しゃり』をにぎやかに盛り上げてほしいです。
text by Sho Suzuki
記事は雑誌ソトコト2023年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。