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どうやって伝える?
「SHAPE IT!」は、身体を使って頭の中のイメージを伝え合うコミュニケーションゲーム。キットには、黄色の丸や赤いギザギザなどいろいろなカタチのカードが同封されていて、遊び方の一例である「お題ゲーム」では、ツタエテとウケテに分かれ、ツタエテはお題を表すカタチを手や表情を駆使して表現。それを見たウケテがカタチを並べていき、出来上がったものを見てお題を当てる。「モンスターに食べられる」「トイレに行きたい」……など、楽しいお題を言葉を使わず伝えられるだろうか?
このゲームを開発したのは、言語の壁を越えたコミュニケーションの形を模索する『異言語Lab.』。謎解きに手話を取り入れた「異言語脱出ゲーム」などを企画運営している。「SHAPE IT!」は、手話の視覚的な広がりをヒントに制作したという。「身体を使って表現する楽しさや視覚言語の魅力を感じてもらえたら」と開発チームの和田夏実さん。家族や友人と一緒に、「いつもとちょっと違う伝え方」を発明してほしい。
SHAPE IT! (シェイプイット)|対象年齢4歳〜。国籍・年齢・聞こえる/聞こえないを問わず楽しめる。「つなげてゲーム」「違うのは誰だゲーム」など、遊び方はさまざま。親子で一緒に遊ぶのもおすすめ。2700円(異言語Lab. https://igengogoods.thebase.in)
photograph by Jiro Matsushita text by Emiko Hida
記事は雑誌ソトコト2023年8月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。