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特集 | SDGs入門~買い物から地球環境を考える!~

那須のブラウンチーズ|廃棄されるおいしい、を使い切る

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ホエイの活用に必要な機材や開発資金はクラウドファンディングで応援を募った。栃木県那須郡の企業『GOOD NEWS』と協業し、ブラウンチーズのお菓子「BROWN CHEESE BROTHER」も開発。さまざまな形でおいしく食べられている。1296円 https://nasunomori.jp
目次

那須のブラウンチーズ|チーズ工房那須の森

生乳からチーズをつくる過程で生成されるホエイ(乳清)。この副産物は生乳全体の約9割を占めているが、多くのチーズ工房で活用されず廃棄されている。そんな現状を何とかしようとブラウンチーズの開発に取り組むのが『チーズ工房那須の森』だ。「ブラウンチーズ」とはホエイを煮詰めてつくるノルウェー発祥のチーズ。ほんのり甘酸っぱいキャラメルのような味わいで、パンに塗って食べてもいいし、カレーやお肉料理に加えたらアクセントにもなる。

「『これが捨てられていたなんてもったいない!』という驚きの声がうれしい」と『チーズ工房那須の森』の山川将弘さん。自社のホエイはほぼ使いきるようになったが、栃木県・那須町は酪農が盛んでチーズ工房も多いため「ほかのチーズ工房も巻き込んでいきたい」と意気込む。「ホエイの価値を高め、地域のホエイが貴重なものになれば」と見つめるゴールはもう少し先だ。

text by Nahoko Ando
記事は雑誌ソトコト2023年8月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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