旅行やおでかけがしにくい今日この頃。いつもだったらリフレッシュしに温泉やリゾート、エステやスパに行っていたのに……という人も少なくないだろう。家で過ごすのも長く続けばマンネリしてしまいがち。今回は、毎日使う自宅の「お風呂」でのひとときをガラッと特別なものにする工夫についてご紹介!
日々の暮らしをよりよくしたい!
人生において、ケとハレを意識することは重要だ。つつましい日々の暮らしがあり、時々特別な体験をすることで、人はハツラツとしていられるのだろう。しかし今はハレの体験をするのに躊躇してしまう時期だ。いつもの生活を淡々とこなしているだけでは、心身ともに疲れが溜まってしまうのではないだろうか。
そんな中、家での過ごし方をアップデートしようとする人が増えてきているようだ。日々の暮らしをよりよいものにして、お出かけできないことによるフラストレーションを低下させようという試みらしい。模様替えやDIYなど労力のかかるものも多いが、一度構築してしまえば生活の快適さは高まるだろう。
今回試したことはお風呂での新しい試み。労力はぐっと低いので、誰でも挑戦しやすいはずだ。
やったこと
今回は、毎日のバスタイムを特別なものにするため、2つのチャレンジをした。
それは「生ハーブを使った手作りの入浴剤」と「高級シャワーヘッド」の導入だ。
普段も市販の入浴剤を使っているが、高級な旅館やホテルのような特別な体験をしてみたくて、生ハーブを使用したものを作ってみた。ハーブティーにそのまま浸かっているような、ぜいたくな感覚になれるらしい。ちなみにハーブはスーパーで買えるものを利用し、国産のものにこだわって用意した。
もうひとつは高級シャワーヘッドだ。いくつかの商品があるが概ね2万円前後のものが多く購入には多少勇気がいる。しかし節水効果もあり、水道水の中のカルキを省けて髪にも良い効果があるなど、長期的に見れば環境負荷も下げられ、長く使えるだろうと考え導入。
結果はいかに?
生ハーブ入浴剤、いい!
手作り入浴剤の作り方は簡単だ。
用意するのはお好みのハーブと目の細かい洗濯ネットだけ。お好みのハーブを軽く洗ってネットに詰めたら、入口を閉じてそのまま浴槽へドボン。軽くもみもみしながら浴槽に浸かれば、浴室中が良い香りに包まれる。洗濯ネットでなく切ったストッキングやお茶パックを利用しても構わないが、よりエシカルであることを意識するなら、繰り返し使える洗濯ネットを用意したいところ。
さらにここに天然塩を大さじ1プラスすると発汗作用もプラスされ、湯冷めもしにくくなる。
重曹を加えると弱アルカリ性のお湯になり、革質が柔らかくなることで美肌効果のあるハーブバスになるだろう。
今回はローズマリーを使用してみた。高級感あるうっとりするような強い香りで、体の芯までホカホカ。
なお、一度ハーブティーに使用したあとの葉でも入浴剤としてじゅうぶん使える。
ハーブの効能は下記のように様々なので、好きなものを選んだり、混ぜてみたりしてみると良いだろう。
ローズマリー:血液循環を高め、冷えが改善される。
カモミール:保湿、皮膚の炎症を鎮める。
バラのつぼみ:肌に潤いを与える・
ハイビスカス:代謝を促す。
ミント:リラックス効果、冷えの改善。
ラベンダー:筋肉痛の緩和、肌荒れの解消。
セージ:デオドランド作用、皮膚の強壮。
高級シャワーヘッドの使い心地は!?
著名人による使用の様子がテレビで放映されるなど、高級シャワーヘッドが注目を集めている。
ヘッドだけでそんなに違うの?と半信半疑だが、実際に使用した人の話を聞くと「全然違う」とのことなのだ。
検討した商品は以下の3つ。
・リファファインバブル
この「リファ」は高級シャワーヘッドの中でも使用例が多いだろう。CMで見かけることもあり、知名度も高い。毛穴や毛髪よりずっと小さいウルトラファインバブルとマイクロバブルを生み出す技術で、毛穴汚れをすっきり洗い流せる。また、約40%の節水効果がある。
・サイエンス ウルトラファインミスト ミラブルplus
こちらもウルトラファインバブルを生み出せるシャワーヘッドで、毛穴や肌の汚れをやさしく洗い流す。また、50%の節水効果がある。
・グレートモーニング3段切替シャワーヘッド
福岡のホテル「グレートモーニング」で使用されているシャワーヘッド。ヘッド内に3種のセラミックボールが入っており、岩盤から湧き出たような水に。約40%の節水効果がある。
この中から「グレートモーニング3段切替シャワーヘッド」を購入し、使用してみた。ノーマルモードの時点で、肌への水のあたり方が優しいことに気づく。ドキドキしながらミストモードに切り替えてみると、細かい水しぶきとともに風が舞い上がる。霧雨の中にいるような、滝のそばにいるときのような、なんとも不思議な感覚だ。家の中でなく、自然の中にいるような気持ちになり、心がすっと軽くなる。
今日も頑張れば、おうちで至高のバスタイムが待っている……。そう思えば、日々のあれこれも頑張れそうだ。
入浴剤、シャワーヘッドの他にも、こだわりのあるタオルや石鹸を選んでみるなど、工夫の仕方は無限大。ウキウキしながらバスタイムを過ごすための、ぜひ楽しん挑戦してほしい。