1. 認知症のある人と向き合う─診察室の対話から思いをひきだすヒント
認知症のある人とどう向き合っていくかについて、「検査を受ける人の心は嵐の中にあるのかもしれません」などと柔らかい言葉で記されています。社会的に強くない人に理解のある社会になることがポイントだと思います。
書籍情報
著者:大石 智
出版社:新興医学出版社
発売日:2020/10/15
2. 神田橋條治が教える心身養生のための経絡・ツボ療法
自分で自分を労るユニークな養生法が満載。神田橋先生が提唱されている、心地よさを探すことが気持ちを緩めるコツだということは僕の感覚の根幹になっています。QRコードから映像で方法を見ることも可能。
書籍情報
著者:神田橋條治
出版社:創元社
発売日:2020/6/10
3. 恐竜の飼いかた教えます
恐竜の飼い方を真面目に綴ったユーモラスな絵本。初めはおもしろそうと手にしましたが、自分たちと違う生き物がいても、いることを否定しないで、一緒に暮らす方法を考えてみる、そんなことを感じることができる本です。
書籍情報
著者:ロバート・マッシュ著、別役 実訳
出版社:平凡社
発売日:1986/7/1
4. 百年と一日
人生と時間を描いた33の物語。クライマックスがなかったり、物語として記す話ではないような終わり方をしたりするのですが、それこそが日常。人生の大半はそういう時間。日常の他愛ない瞬間が大事に思えた一冊です。
書籍情報
著者:柴崎友香
出版社:筑摩書房
発売日:2020/7/15
5. どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか
著者らしい語り口で死について展開されている本。今この瞬間を大事にしようという示唆も。ただ単純におもしろくもあり、これを読むうちに、いつか結局死ぬという大きな諦めを、一回自分のなかで咀嚼しておくと楽になれそうだと思いました。
書籍情報
著者:みうらじゅん著、リリー・フランキー著
出版社:扶桑社
発売日:2011/11/23