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炊飯器で簡単!東北のしっとりおやつ「がんづき」を作ってみよう

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自炊に力を入れる人が多くなっていると聞く。自炊の中でもスイーツは少し難易度が高く感じる。でも、最近は炊飯器で作るケーキのレシピも広く知られていて、昔ほどのハードルの高さはないだろう。では、昔ながらの郷土のおやつも炊飯器で作れるのかしら?と思い、主に宮城・岩手で食べられる「がんづき」を作ってみた。普段とは少し違う風味のおやつを求めている方はぜひお試しいただきたい。

目次

がんづきとは

がんづきは、宮城県や岩手県で食べられている郷土のおやつ。小麦粉や卵、重曹と酢、味噌、醤油と黒砂糖、黒ごま、黒豆、くるみなどを混ぜて蒸した、黒っぽい蒸しパンのような食べ物だ。黒砂糖の代わりに白砂糖を使い、ういろうに似た餅菓子のようなタイプにした「白がんづき」も存在する。
名前の由来は諸説ある。丸くお月様のように蒸しあげ生地に黒ごまを散らすので、あたかも満月を背に雁が飛ぶ様子にたとえたという説、または雁の肉に似ていることが由来とされる説など。
日常的に食べる気取らないおやつとして、農作業の合間に食べたり、子どもたちのおやつに食べられている。黒糖と味噌の素朴な組み合わせで、あまじょっぱい風味がクセになる「ふと食べたくなる味」なのだ。
今回は気軽に作るため、小麦粉、重曹、酢をホットケーキミックスで代用した。また、黒豆やくるみは割愛した。家にあるものと炊飯器で、手軽に簡単に作れるおやつとして作ってみてほしい。

 

レシピ

材料 (3号炊き炊飯器)

がんづき

黒ごま お好みで(目安は大さじ1)
黒砂糖 15g
ホットケーキミックス 1袋
卵 1個
ぬるま湯 120cc
みそ 小さじ2

 

作り方

  1. ぬるま湯に黒砂糖と味噌を溶かす
  2. ①に卵を混ぜ、ホットケーキミックスと混ぜる
  3. 炊飯器の内釜の底に黒ごまの半分を散らし、②の生地をそっと入れる
  4. 生地がすべて入ったら黒ごまの残り半分を散らし、炊飯する
  5. 炊き上がったら竹串を刺し、生地が付いてこなければ完成(まだ生地がついてくるなら10分追加で炊飯する)

 

実食

がんづき

しっとりふわっとした生地に黒糖の甘みと、味噌のしょっぱみ。しっとりとしたボリュームのある生地。ごまの風味。子どもの頃に食べた、懐かしい味だ。ホッとしたい時、牛乳片手に食べるのにぴったりだろう。

今回は簡略版を作ったが、もちろん重曹と酢、蒸し器を使って本格的なものを作っても良い。黒豆やくるみをあしらえば、より食べ応えの増すおやつになるだろう。小腹が満ちるおやつとして、日々の自炊おやつレシピに加えてもらえれば嬉しい。

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