特集 | ソトコト×JOURNAL STANDARD SDGsプロジェクト
人を通じて町を知る楽しさを。三島に来たら『みしま未来研究所』へGO!
アパレルブランド「JOURNAL STANDARD」とのコラボTシャツ企画。東海エリアからは、かつての幼稚園をリノベーションしたユニークな空間『みしま未来研究所』です!
みしま未来研究所ってどんなところ?
静岡県三島市にある、かつての幼稚園をリノベーションして生まれたコミュニティスペース『みしま未来研究所』。
コワーキングスペースやレンタル多目的スペース、お洒落なカフェ&バー、そしてガーランドが掛かった「みんなの広場」と、多くの機能が詰まっています。
ここを運営しているのは、「地域の未来をつくる人をつくる」を掲げ、静岡県三島市を拠点に活動するNPO法人「みしまびと」 のみなさん。
「みしまびと」は、『惑う After the Rain』という三島を舞台にした映画の制作がきっかけで結成されました。2016年に映画が完成した後も「まちを思う仲間ができたのだから、まちづくりを一緒に続けていこう!」と拠点作りに着手。現在の『みしま未来研究所』の候補地が見つかってからは、どんな機能があったらいいか、どんな人に来てもらいたいかをメンバー同士で1年ほどかけて話し合ったそうです。
そして完成した『みしま未来研究所』には、地元の高校生や大学生からおじいちゃんおばあちゃんまで世代を問わず、実に多様な人が集まるようになりました。特にコロナ禍になってからは、三島に移住して東京に通勤していた人やがコワーキングスペース利用者として訪れるようにもなったそう。「三島の入り口」として、多くの人から愛され、思いがけない出会いを生み出しています。
人を通じて町を知ることで、暮らしが楽しくなっていった。
代表の山本希さんは、三島市役所の職員でもあります。「生まれも育ちも三島ですが、昔は“地元を好き”と特別感じることはなく、就職してからもなんとなく物足りなさを感じていました。印象が変わったのは映画の撮影がきっかけ。知り合いが増え、これまで知らなかったお店や面白い場所を教えてもらい、三島で暮らすことがどんどん楽しくなってきました」と山本さん。『みしま未来研究所』の活動は市役所の業務とは全く異なるそうですが、プライベートで培った人との繋がりが本業にもいい影響を与えているそうです。
そんな経験から、『みしま未来研究所』には人との繋がりを生みやすくする工夫も。「例えばいろんな出会いに興味があるけれど人見知りという方に“店番”という役割を担ってもらうことで、自然と話せるようになったりします」と、一歩踏み出した人の背中をそっと押すような仕掛けが施されています。
気になるTシャツのデザインは……?
そんな『みしま未来研究所』のTシャツデザインはこちら。まるで海外のカレッジTシャツのようなデザインで、着るだけで気分が上がりそうです。
「JOURNAL STANDARDとのコラボなので、若いメンバーも誇りに思って着てくれそうです。三島出身の方はもちろん、同じような志で活動している方にもぜひ手に取ってもらいたいです」と山本さん。
ビジョンをアップデートする
「みしまびと」は「地域の未来をつくる人をつくる」をビジョンとして掲げていますが、実は現在ビジョンをアップデートしている最中だそう。これからの『みしま未来研究所』にはどういう要素が必要なのか、どんな出会いを生み出せるのかということを日々話し合っているそうです。
最近の三島では、スタートアップスタジオやゲストハウスがオープンするなど、新たな動きが生まれています。これからも『みしま未来研究所』が地域の入り口として機能することで、相乗効果でますます面白い出会いが巻き起こるはず。「三島の人と繋がりたい」「ただの旅行じゃ物足りない! 地元の人と出会いたい」という方、Tシャツを着て『みしま未来研究所』に訪れてみてはいかが? きっと思いがけない出会いが待っていますよ!
text by SOTOKOTO photos by みしま未来研究所, JOURNAL STANDARD, Hiroshi Takaoka