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「金糸鯛」ってなんと読む?
答え:イトヨリダイ
答えは「イトヨリダイ」でした!金糸鯛は淡いピンク色の体に蛍光イエローの縦帯が見られる魚です。サイズが大きくなるにつれ、尾びれの上葉が長く伸びていくそう。見た目の美しさから釣り人からの人気も高く、市場では準高級魚として扱われています。金糸鯛はすり身としても利用され、金糸鯛のみを原料とした白すり身はアジなどを混ぜた「黒すり身」の2倍以上の価格がつくこともあるのだとか。白すり身はプリプリとした弾力が魅力で、鍋の具材にもオススメです。
今日釣れたイトヨリダイは格別美しかった。 pic.twitter.com/IuNd1VzsQa
— 赤松 健(釣人) (@AK_AKAMATSU) April 30, 2021
ニホンイトヨリ
皆さんは二ホンイトヨリという魚をご存知でしょうか。二ホンイトヨリは学名でNemipterus japonicusと表記され標準和名にも学名にも日本が含まれているものの200年以上もの間、日本で確かな分布記録が知られていない魚でした。しかし、2021年に鹿児島県種子島で初めて二ホンイトヨリが見つかり、大きな話題を呼びました。
なぜ今まで見つからなかった?
なぜ日本という名前が入っているにも関わらず、日本で確認出来なかったのかというと、もともと二ホンイトヨリは1791年に日本産と誤認された標本に基づいてドイツの魚類学者が新種として記載していたことが原因なのだそう(現在、誤認された標本はインドネシアのジャワ島周辺で採取されたものではないかと考えられています)。今回、初めて二ホンイトヨリが種子島で見つかりましたが、二ホンイトヨリは台湾や東南アジア周辺ではよく漁獲されており、個体数の多い魚です。確認された二ホンイトヨリは、稚魚の時に台湾周辺の海域から黒潮に乗って日本へやってきて種子島周辺の海に定着したのではないかと考えられているそうです。
二ホンと言う名前がついていながら、日本では発見されていなかった「二ホンイトヨリ」が日本で発見されたそうです🐟
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今回は「金糸鯛」をご紹介しました!
参考:公益財団法人 黒潮生物研究所(https://kuroshio.or.jp/)
参考:国立大学法人 鹿児島大学(https://www.kagoshima-u.ac.jp/)