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【自転車旅入門:旅の道具・後編】自転車キャンプ旅。 持参したけど使わなかった物

鍋田ゆかり

鍋田ゆかり

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キャンプを含めた1か月以上の自転車旅を想定したとき、あなたはどんな装備を整える? 私が準備した荷物は、バックパックが8.2kg、フロントバッグが1.4kg、パニアバッグが8.4kgに膨れ上がった。ここに飲料なども加えると、20kgほどの荷物になったが、そこには持参したけど使わなかった物もある。

目次

真夏の自転車旅の服装

・Tシャツ2枚
・パンツ2本
・アームカバー1組
・レギンス1着
・ワンピース1着
・サイクルインナーパンツ2枚
・生理用パンツ2枚
・スポーツブラ2着
・運動靴1足
・ビーチサンダル1足

私はサイクルウエアを持っていない。速乾性のあるTシャツ、ポケットが多いパンツ、レギンスと併せるショートパンツ、そしてシャワー後にさっと着られるワンピースがあれば十分。上記以外にも念のために多めに着替えを持って行ったが、ほぼ毎日洗濯して着まわすので、最低限2着+ワンピースがあればOK。また、日焼けや紫外線による疲れを予防するためにアームカバーを使用した。アームカバーは2組持参したが、速乾性があってすぐに乾くため1組で十分だった。

大雨や、寒くない限り、私はレインウエアを着ない。水分を吸って服が重くなるのは嫌なので、レギンスとショートパンツ、速乾性Tシャツを着て、ぬれながら進む。へたにレインウエアを着ると、結局蒸れてびちゃびちゃになるのだ。夏のギラギラした太陽よりも、心地よいシャワーのような雨を浴びながら進む方が、気持ちいい。もちろん、大雨や防寒対策としてレインウエアは持参している。

剣山 キャンプ 登山

剣山 キャンプ 登山

自転車旅の途中剣山でキャンプしたときは寒かったので、レインウエアが大活躍した。
サイクリストの悩みの多くは、お尻の痛みではなかろうか。自分に合ったサドルに交換したり、サドルカバーを付けたりする人もいるが、私はサイクルインナーパンツを購入した。2枚セットで1000円ちょっとだったが、パット入りのこのパンツのお陰で、お尻の痛みを感じることなく快適に旅をすることができた。

目的地に着いて自転車から降りれば、すぐに裸足になってビーチサンダルに履き替えた。リラックスできるし、海沿いのキャンプ場でも活躍する。リラックスアイテムとして、ワンピースも欠かせない。シャワーを浴びたあとにさっと着て、快適に過ごせる一枚があるとかなり心地よく過ごせる。

しまなみ海道 旅 カレイ山

しまなみ海道 旅 カレイ山

キャンプ場でシャワーを浴びたらワンピースとビーサンでのんびり過ごす
海に入る気満々だったので、ビキニと水中でも使える長袖の上着も持参した。ビキニは、何らかの理由で下着が足りなくなった場合に代用できるし、水中でも使える上着は肌寒いときに着込むこともできるので一石二鳥だ。それは生理用パンツも同じ。サイクルインナーパンツの代わりに、ナプキンをクッション代わりにして代用することができる。

持参したけど使わなかった持ち物はこれ

・フレーム・サドルカバー
・メガネ
・ブルーライトカットメガネ
・ポイズンリムーバー
・南京錠
・エアー枕

輪行する際に、フレームやサドルが傷つかないように付けるカバーがある。今回の旅では輪行をしなかったので使わなかった訳だが、いざ輪行することになったとしても、これらは持参している手ぬぐいやタオルで代用できそうだ。

念のため度入り眼鏡を持参したが、全く使うことが無いまま持ち帰った。目が疲れやすいので、パソコン作業をするときはパソコン用ブルーライトカットメガネを使っている。今回の旅ではモバイルパソコンを持参して、仕事をしながらの旅を想定していたのでこのメガネも持参したが、実際キャンプ旅に出るとパソコンを開く時間なんてほんの僅かだ。わざわざブルーライトカットメガネを使うほどでも無かった。

キャンプ場でパソコンを開く ワーケーション

キャンプ場でパソコンを開く ワーケーション

キャンプ場でパソコンを開く
ポイズンリムーバーや修理・救急キットも使うことはなかったが、これらは使う機会がなくてラッキーだっただけなので、今後も持参しようと思っている。ただし、山に入らない旅の場合ポイズンリムーバーは無くてもいいかもしれない。

防犯のためテントに付けようかとダイヤル式南京錠を持参したが、結局使うことはなかった。ほかには梅干しやナッツ、ドライフルーツ、米が余ったが、これらは「有る」ということが安心感にもつながっていた。ただ、訪れる先によってはだいたいコンビニがあって何でも手に入るので、食料は無理して持参しなくていいのかもしれない。

枕は100円均一で売られているトラベル用エアー枕を持参したが、ほぼ使っていない。シュラフカバーやスカーフに服やタオルを詰めて枕替わりにすれば十分だった。スカーフは物を包んだり、首に巻いたりして防寒にも使えるのであると便利だ。

荷物選びのポイント

一つの用途にしか使えないものより、一つのものでいくつかの用途に使えるものを持っていくように心がけている。それでも、荷物はあっという間に膨れ上がってしまう。一番簡単に重量を減らすなら、超軽量テントを持参すればいいだろう。

私の場合、バックパックに初めてテントを突っ込んでキャンプ旅をしたときのテントは3.5kgもあった。その後、バイクでツーリングをしていた友だちから譲ってもらったテントが3.2kg。今回の自転車旅のために超軽量テントを購入すべきか悩んでいたときに、友だちが譲ってくれたテントが1.9kgだ。

3.2kgのテントで冬のキャンプ。重いが広くて快適。

3.2kgのテントで冬のキャンプ。重いが広くて快適。

3.2kgのテントで冬のキャンプ。重いが広くて快適。
最新の超軽量テントを購入すれば、1kg前後のものが手に入る。テントを変えるだけでかなりの重量を減らすことができるのだ。今後も試行錯誤しながら、自転車旅に持参すべきものを考えていきたいと思う。

「【自転車旅入門:旅の道具・前編】ひとり自転車キャンプ旅。 用意したほうがいい装備と持ち物は?」を読む

写真・文:鍋田ゆかり
自転車旅Instagram:charitabi_charilife

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