レトルトカレーの日の由来
2月12日はレトルトカレーの日。なぜ2月12日がレトルトカレーの日なのかというと、世界ではじめてレトルトカレーが発売された日だから。世界初として販売されたレトルトカレーはなんと「ボンカレー」。ボンカレーを販売する大塚食品のおかげでこの記念すべき日が制定されました。
ボンカレー開発秘話
ボンカレーが発売されたのは1968年2月12日。1964年に関西地方でカレー粉などを製造販売していた会社を当時の大塚グループが引継いだことにより大塚食品がはじまりました。日本がちょうど高度経済成長期で食品にも簡便なものが求められつつあり「誰でも簡単にできる1人前のカレー」の開発を始め、2年の開発期間を経て出来上がったのがボンカレーなのだとか。
販売当初は半透明のパッケージだった
1968年の販売当初は阪神地区限定でした。というのも半透明のパッケージに入れられたボンカレーは光を通してしまうため時間が経つにつれ酸化して風味が落ちてしまうという問題があったから。世界初のレトルトカレーとあって配送中の破損もあり、さらに改良を重ね、全国販売するまでに約1年を要したと言われています。その後、人気のある有名人を起用したTVCMや広告の影響もあり、全国区でブレイクを果たしていきました。
ご当地レトルトカレー「シャインカレー」
いまやボンカレーにとどまらず、近年とくに熱い動きを見せているのが「ご当地レトルトカレー」。47都道府県で様々なご当地レトルトカレーが販売されています。山梨県で販売されている「シャインカレー」もそのひとつ。
シャインマスカットのイメージそのままに、高級感が感じられるパッケージ。パッケージを開けてみるとカレールーの他に小袋がついています。
まずはカレーのみをご飯にかけていただきます。すりつぶした野菜の食感が楽しめ、味はスパイシーさを感じる中辛~辛口。ですがパッケージをよく見ると、そこには「甘口」との表記。味はスパイシーなのに甘口とはどういうことなのでしょうか?その答えは小さな袋に入った「追い」シャインマスカットソースにありました。
追いシャインマスカットソース
このソースをかけると、先ほどまで辛く感じていたカレーがフルーティーな甘口に変化するんです!シャインマスカットを丸ごとすりつぶした贅沢なソース。封を開けた瞬間からシャインマスカットの良い香りが漂います。弾力たっぷりのソースは上にかけたままでも良し、混ぜても良し。混ぜずに食べると最初は甘く、後味がピリっときますよ。工夫次第で色んな味が楽しめるのもこのカレーの特徴ですね。
ご当地レトルトカレーでお家時間を楽しんでみては?
シャインカレーのほかにも、全国各地でご当地レトルトカレーは販売されています。新型コロナウイルスにより気軽に旅行へ行けなくなってしまいましたが、こんな時こそご当地レトルトカレーで旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか。