【漢字クイズ】「琴線」の読み方、①ことせん②きんせんどっち?「琴線に触れる」の使い方も解説!

【漢字クイズ】「琴線」の読み方、①ことせん②きんせんどっち?「琴線に触れる」の使い方も解説!

2022.05.27

漢字クイズ!「琴線」、なんと読む?

写真提供:写真AC

「彼女の琴線に触れる」
「あの人の琴線に触れた」

などといった使い方をする琴線、正しい読み方は

①ことせん
②きんせん

どちらでしょうか?

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正解:②きんせん

正解は「きんせん」です。

日本の伝統的な弦楽器である琴は「こと」という読みであることから「ことせん」と読み間違えてしまう人も多いのではないでしょうか。

琴を音読みの「きん」と読む言葉には打楽器の「木琴(もっきん)」や「鉄琴(てっきん)」、バイオリンを意味する「提琴(ていきん)」など楽器の名称で使用されることが多いようです。

「琴線」の意味や使い方は?

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「琴線(きんせん)」は文字どおりの「琴(こと)の糸」という意味もありますが、人間が物事に感動したり、共感し心が動かされるような感情を表す言葉としても比喩的に使われています。

「琴線に触れる」という慣用句の意味は文化庁によると「心の奥に秘められた感じやすい心情を刺激して,感動や共鳴を与えること」と書かれています。何かに対して感動した!共鳴した!というプラスの意味で使うことが本来は正しいです。

「琴線に触れる」使い方の例

「あのアーティストのライブに行ったんだけど、彼のライブMCの言葉一つ一つが心の琴線に触れたんだよ」

「この写真家の写真は私の琴線に触れるものばかりだ」

琴線をマイナスイメージで使用するのは間違いです。平成19年「国語に関する世論調査」では、「琴線に触れる」の意味に対し、37.8%の人が正しい意味を答えているものの、35.6%の人が「怒りを買ってしまうこと」と、正しい意味と同じくらいの割合で間違った覚え方をしている結果に。本来の意味は「感動や共鳴を与えること」ですので、感動や共鳴を感じたときに使用しましょう。

「琴線に触れる」の意味を尋ねた際の調査結果

(ア) 怒りを買ってしまうこと35.6%

(イ) 感動や共鳴を与えること37.8%

(ア)と(イ)の両方 1.4%

(ア),(イ)とは全く別の意味 0.6%

分からない24.6%
via 引用元:文化庁(平成19年度「国語に関する世論調査」の結果について)

「琴線に触れる」の語源・由来

そもそも、なぜ「琴線に触れる」が「感動や共鳴を与えること」という意味になったのでしょうか。

語源については諸説あるようですが、一説には古代中国の王朝、周の時代の故事が元になっているといわれています。春秋時代に琴の名手であった伯牙(ハクガ)ときこりの鍾子期(ショウシキ)が偶然船旅の途中で出会います。その際、鍾子期は伯牙が演奏した琴の音色から、その演奏に込めた伯牙の心の中をいいあてたといいます。このエピソードから「琴線に触れる」という慣用句が生まれたそうです。

その後、船旅を機に伯牙と鍾子期は兄弟の契りを交わし、一年後にまた会う約束をしますが、2人が再び会う前に、鍾子期はこの世を去ってしまいます。伯牙は鍾子期のお墓の前で、「鍾子期がいなくなった今、誰が私の琴の音を理解してくれるだろうか」と琴を叩き割ったといいます。

「琴線」の類義語には「感銘」「感動」といった言葉があります。また琴線=感動や共鳴を与えることの意味から「胸を揺さぶられる」や、「心に響く」などといった使い方もあります。

まとめ

今回は、「琴線(きんせん)」についてご紹介しました。誤った読み方や使われ方をすることも多い言葉だけに、正しく理解し、適切に使っていきたいですね。

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