静岡県沼津市では、首都圏での情報発信を強化するため、その拠点として『沼津市観光プロモーション 東京デスク』を開設した。パートナーとなるのは総合エンターテインメント企業である株式会社ポニーキャニオンだ。
「待ち」ではなく「攻め」。沼津市の魅力をより多くの人たちに
沼津市はこれまでもキラーコンテンツと言われている「深海魚」をテーマに情報発信を都内で続けていた。東京都庁で開催された全国観光PRへの出展や新宿駅のアルタビジョンでの観光案内PR動画や首都圏向けフリーペーパーなどの展開を行ってきた。そういったプロモーションのさらなる発展が今回の東京デスクの開設となる。沼津市 賴重秀一 市長は東京デスクを起点に待ちの姿勢ではなく積極的な情報発信を行うとのこと。
エンターテインメントの見地における東京デスクの活動とは?
『沼津市観光プロモーション東京デスク』は株式会社ポニーキャニオンにより、メディア関連会社や映像制作会社等へ沼津市のPR活動や情報発信を行うために設置された専用のデスク。 担当の黒瀬氏は「総合エンターテインメント企業では唯一の専門部署であるエリア・アライアンス部を有し、地域資源の磨き上げ、発信をしている。『地域から日本を元気に』のコンセプトに基づき、沼津市の魅力を発信していきたい。」と語った。同社としては、三重県桑名市に次いで2例目となる。ポニーキャニオン 吉村隆 代表取締役社長は「これまで主流だった総合エンターテインメントコンテンツ。それらの経験によって培ったノウハウ、多方面にわたるネットワーク経験を地方創生・地域活性化の新しい事業に繋げたい。」と意気込みを語った。
ポニーキャニオン社内カフェテリアでは『沼津食フェア』も
『沼津市観光プロモーション 東京デスク』の開設を記念してポニーキャニオン社カフェテリア内にて沼津食フェアも開催された。年間166万人が訪れるという沼津港、そこに工場を併設している『京まるうなぎ』のうなぎは処理に富士山の湧き水を使い、さらに問屋直営のため、リーズナブルな値段となっている。他にも、沼津産のタチウオのムニエルや沼津の生産農家が育てた“沼津ねがた白ねぎ”や“なんすんトマト”を沼津茶入りソースのバーニャカウダでふるまわれた。なかでも目を引いたのは青いラムネのジュレで深海をイメージした『深海プリン』。沼津港に面している駿河湾は、最深部が2500メートルの日本の湾の中で最も深い湾。その湾をイメージした商品とのことだ。
全国の地方自治体は自信の地域の魅力を発信し、来訪人数を増やしていきたいという思いを持ち、様々な活動をしている。今回の静岡県沼津市とポニーキャニオン社における取り組みに地域の魅力発信の新たな可能性に期待したい。
問い合わせ先
沼津市観光プロモーション 東京デスク
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