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場づくり・コミュニティ

連載 | KAWAIIは地方を救う♥

トレンドグルメの条件に変化が⁉︎

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 こんにちは! 『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。この連載では、女性に流行りのモノ・コトが「女性のココロをつかむ理由」を分析して、地方創生に活かせないものかと検討中……♡

 今月は、2021年に入ってじわりと流行りつつある「エビロールサムギョプサル」について考えてみたいと思います。

 先日、久々に新大久保駅近くの商店街に行ったところ、ビヨーンとチーズが伸びる姿で一世を風靡したチーズハットグをはじめ、ヤンニョムチキンにチーズタッカルビ、チーズボールなどなど「既視感」の強いトレンドグルメたちが、町を埋め尽くしていました。「おいしいけど、もうワクワクはできないな」と歩いていると、ひときわお客さんの多いお店に、見たこともない新しいグルメが! その名も「エビロールサムギョプサル」。薄い豚肉で巻かれたエビに、とろとろのチーズを絡めて食べる新たなトレンドグルメだそうです。

 エビと豚肉って合うのかな、と恐る恐る食べてみると、これがおいしい。豚肉だけのサムギョプサルに比べると、なんともさっぱりしていて、食感も軽やか。あっという間に食べてしまいました。

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とろーりチーズを、ぐるりとエビが囲む様子が、見た目にも新しい。お店では「トルティーヤに挟んで食べる」という楽しみ方もありました!
 気になって調べてみると、新大久保にあるお店発祥のメニューだそうで、ネットにはレシピもちらほら。「インスタ映えして」というこれまでのトレンドグルメの条件に加え、withコロナのトレンドグルメには「見たことがない新しさ」「でも材料・つくり方は極めて普通で、真似してつくることができそう」という2点が必要なのだと感じた瞬間でした。

 物理的な移動がなかなかしにくいことを前提に考えると、「出かけられないからこそ、近場でワクワクしたい」し、「家でも気軽に楽しみたい」というのが、今の若者たちの気持ちなのかもしれません。

 地方自治体の皆様、レシピ化もできるようなご当地グルメをつくってみてはいかがでしょうか?「コロナが落ち着いたら本場に行ってみよう!」と思われる場所になるのもまた、これからの地方創生のあり方なのかもしれません。

目次

今月のIGPを地方創生に活かすなら……?

【スーパーの材料で、ご当地グルメ!】

卵やチーズ、お肉など、スーパーで売っているものだけでつくれるご当地グルメが流行るかも!?

IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。

ハピキラ’S EYE!

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約2年ぶりの出張で、仙台市に行きました。うれしい! とはいえ遠くに足を延ばすのも、なんとなく引け目を感じたので、帰りに仙台駅でずんだもちを。コロナが収束するまではこんな気持ちで「駅ナカ・空港での地域グルメ」を楽しむ人が増えるかもしれません。

ハピキラ’S WORK!

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小布施町での商品開発プログラム、秋のテーマは「フルーツ」!

2017年度からスタートした「長野県・小布施町における、新事業創造プログラム」ですが、2021年は完全オンラインに移行。初夏に始めた第1期に続き、この秋からは「果物」をテーマにした第2期が始まりました。若者の果物離れが進んでいる今、どうしたら若者は果物を食べたくなるのか?  「数千円するフルーツパフェは食べに行くのに、100円のりんごは自宅でも食べない」という世代ならではの果物の楽しみ方があるのではと考えています。早速、学生たちと小布施のフルーツを食べてみているのですが、これが本当においしい! 今月も応援してくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、ハッピーに頑張ります!
photographs & text by HAPIKIRA FACTORY
はぴきら・ふぁくとりー♥地方にある魅力的な商材をかわいくプロデュースし、販売・発信していくことで、女の子たちが地方に興味を持つきっかけをつくろう、と日本全国を飛び回って活動中。大学生だった2012年に起業し、現在、正能茉優(しょうのう・まゆ)は『パーソルキャリア』、山本峰華(やまもと・みか)は『リクルートキャリア』と兼業しながら、「やりたいことは全部やる」という、女の子の新しい働き方を実践している。「地方×女の子」ビジネスの第一人者。
記事は雑誌ソトコト2022年1月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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