食品ロス問題ジャーナリスト/『office

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド | 食品ロス問題ジャーナリスト/『office 3.11』代表|井出留美さんが選ぶ、SDGsと地球環境に触れる本5冊の選書 3〜5

3. バナナと日本人 ─フィリピン農園と食卓のあいだ

フィリピン産の多くのバナナが、現地でも輸出先でも皮が茶色くなっただけで捨てられているという1960~70年代当時の状況を指摘したベストセラーです。現在でもバナナは流通量の約半分が廃棄されていると言われています。

書籍情報
著者:鶴見良行
出版社:岩波書店
発売日:1982/8/20

4. 知られざる魯山人

美食家として知られる魯山人の知られざる一面に触れられる一冊です。養家で6歳から炊事を任された経験が、食材を無駄なくおいしく味わう精神につながっていることが分かります。伝記としても読み応えがあります。

書籍情報
著者:山田 和
出版社:文藝春秋
発売日:2011/1/7

5. 食の社会学 ─パラドクスから考える

1つの章で、フードバンクのエンターテインメント性や、自己肯定感を得ることが目的のボランティアの存在などを指摘。私がフードバンクで広報として活動した経験を振り返りながら、そうした分析に感銘を受けました。

書籍情報
著者:エイミー・グプティル著、デニス・コプルトン著、ベッツィ・ルーカル著、伊藤 茂訳
出版社:NTT出版
発売日:2016/2/24

photographs by Yuichi Maruya text by Pijio Kobayashi

記事は雑誌ソトコト2021年9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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