「山水郷のデザイン展」に関わる三人が選ぶ「ローカルデザインのヒント本5冊」

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド | 「山水郷のデザイン展」に関わる三人が選ぶ「ローカルデザインのヒント本5冊」

2022.05.06

1. 小さな泊まれる出版社

『真鶴出版2号店』の敷地探しからリノベーションまで、建築家や地元の職人と協力しながら完成させるプロセスが書かれた本。デザインコード「美の基準」を参考にしつつ、若い世代が試行錯誤しながら「解」を探していきます。

書籍情報

著者:川口 瞬、來住友美
出版社:真鶴出版

2. コンヴィヴィアル・テクノロジー ─人間とテクノロジーが共に生きる社会へ

デザインファーム『Takram』のディレクターが、イヴァン・イリイチの唱えた「コンヴィヴィアル」の概念をベースに、テクノロジーを人間的に使いこなす術を探求。テクノロジーを「デザイン」に置き換えて読める示唆深い一冊です。

書籍情報

著者:緒方壽人
出版社:ビー・エヌ・エヌ

3. 旧グッゲンハイム邸物語 ─未来に生きる建築と、小さな町の豊かな暮らし

兵庫県神戸市の空き家になっていた歴史的建造物を生き生きと蘇らせる物語。建物だけでなく、まちにも働きかけることで眠ったようなまち自体も呼び覚ましていく。大きな建物をどうやって残し、守っていくかと悩む人の指針にもなります。

書籍情報

著者:森本アリ
出版社:ぴあ

4. 菌の声を聴け ─タルマーリーのクレイジーで豊かな実践と提案

自分で菌を捕まえ、パンづくりやビールづくりを行う著者夫妻。その姿勢に、「ものづくりって何だろう?」と再認識させられます。根源的なものづくりが大きな価値を持つ今、ゼロベースからものをつくるデザイン力の可能性を示す本です。

書籍情報

著者:渡邉 格、渡邉麻里子
出版社:ミシマ社

5. The World of ARAMASA ─新政酒造の流儀

秋田県の『新政酒造』は、酒造りに重要な水、米、そして木桶にこだわり、さらには地域の耕作放棄地の再生にまで着手。酒造りを原点回帰させ、ブランディングにつなげていく、その物語の「醸造法」が書かれています。

書籍情報

著者:馬渕信彦
出版社:三才ブックス

photographs by MOTOKO & Takekazu Inoue 
text by Kentaro Matsui

記事は雑誌ソトコト2022年5月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。