暮らしに寄り添うMade in Japanのオーガニックコットンブランド「プリスティン」から、震災後、耕されていないフクシマの畑の再生と復興を願い、人々が手塩にかけて収穫した希少なオーガニックコットンの茶綿が入った手ぬぐいを2020年7月7日より発売開始。
アーティスト蒲原みどりさんが描く野あざみのプリント
手ぬぐいには、アーティストである蒲原みどりさんが、プリスティンとのコラボレーション着物に描いた野山の風景から野あざみの3種類がプリントされています。
洗ってもすぐに乾く手ぬぐいは、梅雨が長引き、手洗い機会が増えた今年の日本にぴったり。ハンカチとして持ち歩くのに最適です。
プリスティンの国産茶綿混商品と復興の関係
この手ぬぐいは、国産茶綿が入っているのも特徴のひとつ。
東日本大震災以降、福島では風評被害から生産者が農業を断念したり、農業の後継者不足などにより、遊休農地や耕作放棄地が年々増加。プリスティンでは、食用ではなく、塩害にも強い綿を有機栽培で育て、収穫されるコットンを製品化し、販売するという一連の取り組みで、地域に活気と仕事を生み出すことを目的とし、福島から新しい農業と繊維産業を作り出したいと考えています。
目で見てわかる、国産茶綿の収穫量
この国産茶綿の手ぬぐいは、色の濃さに国産綿の収穫量を反映しています。
今はまだ、茶綿が5%しか入っていませんが、20年後、30年後、40年後には、もっともっとこの手ぬぐいを濃い茶色に、やがては100%国産綿の”まとうもの”として布を供給することが、プリスティンとしての願いだと言います。
「廃棄ゼロ」と「再生」が今後のテーマ
プリスティンにこれからの取組みについて伺うと、
「2019年12月から取り組み始めたのが、オーガニックコットン製品の生産過程で生まれた残糸や残布を原料に製品化する『リコットンプロジェクト』。現在、ワンピースやTシャツといったウェアや靴下を展開しており、2020年12月には同プロジェクトからデニムアイテムを販売開始予定です。また、『リアルフリース』という羊毛とオーガニックコットンという天然繊維の組み合わせでつくるフリースアイテムも今週展開予定です。じつは、昨年デビューしたシリーズですが、今年は生地をリニューアルして展開するので、そちらも期待していてください」
プリスティンでは、プラスチック製買い物袋有料化にあわせ、100%オーガニックコットンのエコバッグも販売中。
美しい循環型社会を目指す。
商品名:野あざみ 手ぬぐい
価格:各¥2,000(税抜)