こんにちは!『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。この連載では、女性に流行りのモノ・コトが「女性のココロをつかむ理由」を分析して、地方創生に活かせないものかと検討中……♡
今月は、日本でも流行中の、アメリカ西海岸で発祥した「サードウェーブコーヒー」を例に、IGP(イマドキ女子がグッとくるポイント)を捉えてみようと思います。
「サードウェーブコーヒー」とは、コーヒー業界の第3のトレンドのこと。大量生産・消費型のファーストウェーブ、品質重視型のセカンドウェーブ、そして豆の煎り方からコーヒーの淹れ方までの「工程」にこだわっているのが「第3の波=サードウェーブ」です。日本でも、2015年に『Blue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)』が上陸し、大きな話題となりました。
そんなサードウェーブコーヒーのメッカ・サンフランシスコに昨年末行ってきたのですが、現地では『Sightglass Coffee(サイトグラスコーヒー)』というサードウェーブコーヒー店が特に人気を集めていました。特徴は、徹底的な「工程」へのこだわり。すべての工程を手の届く範囲で行えるよう、店舗内には焙煎所が併設され、豆を煎るところからコーヒーとして提供するところまではもちろん、店内用のカップの陶器にまで、とことんこだわっています。
『Sightglass Coffee』が今、最もアツい理由。それは、イマドキ女性たちが、モノの「つくられ方」にこだわる「サードウェーブリア充」だから。大量生産された安いモノでもなく、高品質なだけのモノでもなく、「つくられ方が素敵なモノ」にこそ魅力を感じるのです。
地方自治体の皆さま、あなたの町から「サードウェーブリア充」に刺さる商品を売り出してみませんか。規模が小さいお店だからこそ、「すべての工程を自らの手で行えて素敵」と思われる……そんな可能性が日本の地方のお店にはあるのではないか。サンフランシスコで私はそう確信したのでした。
今月のIGPを「地方創生」に活かすなら……?
実は和菓子もサードウェーブ!?
すべての工程を自分のお店で担い、生産数が限られてしまいがちなのが、地方の和菓子。でも、工程が見える「つくられ方」こそが女性に刺さる鍵!
ハピキラ’S EYE!
「ファンタジー懐石」で有名なサンフランシスコの『SAISON』に行ってきました! 海外の高級和食系飲食店では、日本の食べ物の価値が驚くほどに高い。世界中のイケてる飲食店と戦っていけば、日本の一次産品の可能性は広がると確信しました。
ハピキラ’S WORK!
今年度も「内閣府 ふるさと名品オブザイヤー」の審査員に!
昨年に引き続き、内閣府「ふるさと名品オブザイヤー」の審査員をさせていただきました。昨今の地方創生ラッシュの後押しもあってか、昨年度以上に素敵な商品がたくさん! 私たちが知らないモノもたくさんあり、もっともっと地方のモノを知って、たくさんの人に伝えられるお仕事をしていきたいなと改めて思いました。応援してくださる皆さまに感謝しつつ、今月もハッピーに戦います♡
IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。