こんにちは!『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。この連載では、女性に流行りのモノ・コトが「女性のココロをつかむ理由」を分析して、地方創生に活かせないものかと検討中……♡
今月は、イマドキ女子に大人気の「盛れるカメラアプリ」を例に、IGP(イマドキ女子がグッとくるポイント)を捉えてみようと思います。
先日、ハピキラの仕事で、ある女子中学生たちに授業をした後、「Facebookのアップ用に、集合写真撮ろうよ!」と声をかけると、「SNOWじゃないと、写りたくない」と衝撃の一言が……。「SNOW」とは、昨今、女子中学・高校生からOLにまで幅広く人気の「“盛れる”カメラアプリ」のこと。本人と見違えるほどに、かわいらしく撮れる(=盛れる)のが特徴です(笑)。彼女たちが、「SNOW」を使って集合写真を撮りたがったのは、もちろん「より、かわいく見られたい」がため。
私が中学生だった十数年前は、お小遣いで買えるようなプチプライスの「プチプラコスメ」が流行り、女子たちはかわいく見られるため、こぞって「自分そのもの」をかわいくすることに注力していました。ところが、イマドキ女子たちは「自分そのもの」よりも、「自分の写り」をよくすることに夢中なのです。
これは、FacebookやInstagram、LINEやsnapchatなどで「画像」をベースにコミュニケーションをとることが、日常といえるまでに浸透したから。「face to faceで自分そのものをさらす機会」と「SNSやLINEで自分の画像をさらす機会」が、「自分をさらす機会」として、女性たちには同等に捉えられるようになったのです。
地方自治体の皆様、「ご当地よく見せアイテム」を開発してみませんか? 現状の女性向けご当地アイテムは、「自分そのもの」をよくするアイテムに寄りがちですが、イマドキ女子の「実力以上見せ欲」を刺激するアイテムも、実はそれと同じだけのニーズが隠されているのです。そのうえ旅先では、多くの記念写真を撮り、発信する機会が多い。私も、せめて旅先の思い出にはかわいく写りたいものです。
今月のIGPを「地方創生」に活かすなら……?
金沢の金箔で!瞳が盛れるライナー
金沢の金箔を使ってウルウル目に見せよう。瞳の写真写りが格段に綺麗になるご当地ライナー!
ハピキラ’S EYE!
日本一行列ができる食パンのお店と言われている『セントル ザ・ベーカリー』。目の前で溶かしたチーズを、焼きたてのトーストにのせる「チーズトースト」を食べてきました。工夫の余地が少ないシンプルなモノこそ、「過程」に価値を持たせるといいのかも……!
ハピキラ’S WORK!
東北地方のフルーツのプロデュース、始めます!
青森県や山形県など、東北の果物をプロデュースさせていただくことになりました。これまで「大きさ」と「数量」で測られがちだった果物に、「コンセプト」を被せることで、「果物の新しい価値づくり」にチャレンジします。まずは、青森県のリンゴと、山形県のサクランボから! 若者が欲しい果物はどんなモノか、模索する毎日です。応援してくださる皆様に感謝しつつ、今月もハッピーに戦います♡
IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。