吉田のうどん

連載 | SUSTAINABLEDESIGN | 吉田のうどん ほうとう、ではない麺文化。 ーSUSTAINABLE DESIGN

 コシのある麺とリーズナブルさがお気に入りで、多い時は週3で食べたことのある、山梨県の郷土料理「吉田のうどん」。そのコシは一部の人から「硬すぎる」と評価されるほどで、地元では軟らかい「ほうとう派」とコシのある「吉田のうどん派」に分かれている。もともとは繊維業が盛んだった富士吉田市の発祥で、機織りで活躍していた女性の代わりに男性が力いっぱいうどんをこねて昼食作りをしていたため、コシのあるうどんが主流になったそうだ。


 特徴的なのは麺だけではない。つゆは醤油と味噌の合わせづゆが多い。シンプルに味わったあとは、「すりだね」という唐辛子・山椒・ゴマなどを合わせた薬味を入れる。すると、やさしい味噌風味がキリッと引き締まり、また別の表情を見せてくれる。


 自家製麺や、つゆ・すりだねのブレンド比率に、各店の個性が表れるのがおもしろいところ。今や県内のあちこちに店舗が散らばっているので、自分好みの「吉田のうどん」探しの旅に出かけたいものだ。


 ノーマルなうどんは350円前後で、お財布にやさしい。ワンコインも出せば、そこそこぜいたくなトッピングを楽しむことができる。肉は馬肉が使われることが多いのも特徴。

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