ドライブ休憩のために立ち寄ったり、野菜を買ったりするだけが、道の駅の役割ではありません。もちろん野菜などの生鮮品が安く購入できるのも魅力のひとつではありますが、それ以外にも地域活性化の拠点となり、進化している道の駅について紹介します。
目次
道の駅新潟ふるさと村
新潟県の魅力が詰まった2つの建物あり!
新潟市西区にある『道の駅新潟ふるさと村』には、アピール館とバザール館の2つの建物があります。アピール館は新潟県の歴史や文化を伝える観光の拠点でパンフレットなどが手に入り、観光情報を検索して人気の温泉や気になる場所を簡単に探せます。
そしておすすめがバザール館で、新潟県が全国に誇る酒、米、魚介類などが一堂に集まっています。とにかくお土産が豊富で、その数はなんと約1万点というから驚きです。県内蔵元の地酒を集めた日本酒は約90蔵の地酒が並び、品揃えは500種類以上!
海鮮以外にも、米どころ新潟県ならではの、日本酒や米菓子コーナーも充実。2階レストランでは新潟5大ラーメン(新潟あっさりラーメン、越後濃厚味噌ラーメン、燕背脂系ラーメン、長岡しょうが醤油ラーメン、三条カレーラーメン)が味わえます。
道の駅新潟ふるさと村
〒950-1101 新潟県新潟市西区山田2307
tel.025-230-3030(バザール館は025-230-3000)
http://furusatomura.pref.niigata.jp
〒950-1101 新潟県新潟市西区山田2307
tel.025-230-3030(バザール館は025-230-3000)
http://furusatomura.pref.niigata.jp
道の駅のと千里浜
農薬や肥料を使わずに育てたお米が味わえる。
能登半島の付け根部分、石川県羽咋市(はくいし)にある道の駅です。もともと米作の盛んな地域でしたが自然栽培の「羽咋米」をブランド化して道の駅の看板商品にしました。農薬や肥料を一切使わずに育てた羽咋米は、コシヒカリのなかでも粒が小さく、かため。雑味が少なく、食味が落ちにくいなどの特徴があり、日本酒造りにも向いているお米なんだそうです。
この羽咋米だけを使って醸された純米酒『唐戸山』は、羽咋市内の御祖酒造で能登杜氏・横道氏の手でつくられた道の駅オリジナルの商品で、地元客の贈答用にも人気です。
地元産の野菜や海産物のコーナーも充実していて、羽咋米を使った甘えび寿司は大人気商品。ちなみに道の駅の目の前には、日本で唯一クルマで走れる砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」があって、全長約8キロにわたる波打ち際をドライブできます。
photographs & text by Yuichi Asai illustration by Kazumi Obika
記事は雑誌ソトコト2021年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。