MENU

多様性

地域の魅力を『mont-bell』とともに発掘。山と清流に囲まれたアウトドアの拠点へようこそ。

  • URLをコピーしました!

今年の夏に高知県・本山町にオープンしたばかりの新たな拠点『モンベルアウトドアヴィレッジ本山』。観光資源にとどまらず、まちづくりも担えるよう本山町と『mont-bell』がタッグを組みました!

人口約3500人の高知県・本山町に、リバーラフティングやカヤック、自転車、登山などが楽しめるアウトドア拠点『モンベルアウトドアヴィレッジ本山』が今年7月7日にオープンした。メゾネットタイプのコテージ、レストラン、温浴施設、アウトドア用品や地元の特産品を集めたショップなどが一堂に会する大型施設だ。

のんびりできる2階建てのコテージ。
のんびりできる2階建てのコテージ。

本山町は、高知龍馬空港から四国の中央部に向かって車で約50分とアクセスがよく、標高1000メートル級の山々に囲まれて清流・吉野川や汗見川が流れ、弥生時代から続く棚田が今も残る町。豊かな自然を資源として、町の振興はもちろんまちづくりにも役立てたい。そんな思いから本山町はカヌーのイベントでつながりのあった『mont-bell』の監修を受け、アウトドアヴィレッジの建設・運営を一緒に進めることになった。

アクティビティのひとつ、リバーラフティング。川から見える景色は特別なもの。
アクティビティのひとつ、リバーラフティング。川から見える景色は特別なもの。

三世代の家族や女性のグループなどアウトドアは敷居が高いと感じる人たちにも受け入れてもらえるよう、コテージやレストランは高原リゾートを思わせる設えに。また、子どもたちの自然教育の場として活用してもらえるよう、施設の一角には修学旅行や合宿で最大62人を受け入れられる食堂・研修室付きの団体宿泊棟も。さまざまな人の目的やニーズに合わせた利用が可能になっている。

町がこのような大型施設のオープンに踏み切ったのには、全国の多くの地域で抱えている少子高齢化の問題とも関係がある。この事業に携わってきた本山町政策企画課の大西千之さんは、「ここを拠点にして、お客様には町内の店や施設にも足を延ばしてもらい、町の活気を一緒につくることができたら。町内に子どもたちが歩いているだけで、町民はうれしい気持ちになります」と話す。このアウトドアヴィレッジが中州にある環境を生かして、中学校・高校の吹奏楽部の合宿に利用し、地元の子どもたちと合同演奏会を開く。そんな構想も思い描いているという。

また、町の外と内をつなぐ取り組みとして、ガイドの養成にも力を入れる。ガイド経験のある地域おこし協力隊の安武裕海さんがリーダーとなってガイドの養成に務め、現在は約20人が登録中だ。また、ガイドの仕事をセカンドライフの新たな生きがいとして取り組もうとする年配者もいるという。「安全安心な場にするのはもちろんのこと、地元の人がガイドをすることで町の歴史などにも触れ、交流がより深まります。顔なじみになり、リピートしてもらえる、そんな関係性を築くことができたらと思っています」と大西さん。

ビジター センターを兼ねるモンベルストア。忘れもの があってもここで購入OK。
ビジター センターを兼ねるモンベルストア。忘れもの があってもここで購入OK。

町に新たな拠点ができることは、町民にとっても誇らしいこと。レストランでは、店内の窯で焼き上げたピザや種類豊富なカレーのほか、地元産の新鮮野菜や清流の水を飲んで育ったブランド牛「土佐あかうし」を味わえるバーベキューのコースもあり、町民も日常的に楽しめる場になっている。「施設ができたらそれで終わりではなく、いかに地元に愛される施設になるか。そうなるように育てていくことが大切です」と『mont-bell』広報部の渡辺賢二さんは話す。

町内にあ る野菜や加工品の直売所『本山さくら市』や、 ゆず・しその加工品販売とカフェの『SORA』 を訪れてさらに地元の魅力発見!
町内にあ る野菜や加工品の直売所『本山さくら市』や、 ゆず・しその加工品販売とカフェの『SORA』 を訪れてさらに地元の魅力発見!

食事をしながら楽しい土佐弁の会話が聞こえてくる。それは町外から訪れた人にとっても、その土地の思い出を深めてくれるものに違いない。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね
  • URLをコピーしました!

関連記事