1. 文化人類学の思考法
自然に対して「当たり前」とされている考え方が、果たして本当にそうなのか。実は気づいていない視点がいろいろとあるのではないか、と問い直すきっかけをくれた本です。自然と共生していくために、改めて考えてみようと思いました。
書籍情報
著者:松村圭一郎編、中川 理編、石井美保編
出版社:世界思想社
発売日:2019/4/30
2. 時に海を見よ ─これからの日本を生きる君に贈る
被災地にある高校の卒業式で校長先生が読むはずだった教訓やメッセージを載せたエッセイ。 友人から勧められて読んだら、深い話でした。「孤独を見つめることで、実はたくさんの人とつながっている」ということを改めて認識しました。
書籍情報
著者:渡辺憲司
出版社:双葉社
発売日:2011/6/15
3. 里海資本論 ─日本社会は「共生の原理」で動く
牡蠣とわかめの養殖に携わっている私にとって読み応えのある本でした。「壊すのは簡単だけど元に戻すのには時間がかかる」という言葉が印象に残っています。簡単に壊さないように、自然と共生できる形を模索していこうと思いました。
書籍情報
著者:井上恭介、NHK「里海」取材班
出版社:KADOKAWA/角川書店
発売日:2015/7/10
4. 被災地の聞き書き101 ─暮らしを語り、思いをつなぐ。
陸前高田との縁がつながるきっかけになった、被災地の昔話や震災当時の話をまとめた本です。被災された方に話を聞いて文章で記録に残していく活動に、私も大学のゼミを通して関わることに。これがきっかけで毎年通うようになりました。
書籍情報
著者:東京財団、共存の森ネットワーク
出版社:東京財団
刊行年:2012年
5. もうひとつのデザイン ─ナガオカケンメイの仕事
デザインは自然に向かっている。ロングライフデザインは、人の生態系に寄り添う無理のない形や考え方だという内容が印象的でした。表面的な魅せ方ではなく、その土地に根を下ろして続けていけるかということを考えさせられました。
書籍情報
著者:ナガオカケンメイ
出版社:D&DEPARTMENT PROJECT
発売日:2018/2/9