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「鰒」なんて読む?
ヒント:大型の巻貝
via 写真AC
答え:あわび
答えは「あわび」でした!鰒はほかにも「鮑」「蚫」と書くこともあります。鰒は「フグ」と読むこともできますが、今記事では「あわび」についてご紹介します。
鰒はミミガイ科に属する大型の巻貝の総称です。生食だけでなく、干した鰒は中華料理にも欠かせない最高級品の食材としても扱われています。
鰒はミミガイ科に属する大型の巻貝の総称です。生食だけでなく、干した鰒は中華料理にも欠かせない最高級品の食材としても扱われています。
日本一の生産量は岩手県
鰒の生産量日本一は岩手県です。令和元年のデータでは岩手県の鰒全国シェアは17.5%。国内で獲れる多くが夏に旬を迎えるそうですが、岩手県の鰒はおもに11月から12月が旬なのだそう。岩手県沿岸部にはワカメやコンブなどの海藻が豊富なため、肉厚で歯ごたえがしっかりした鰒が採れると評判だと言います。また、沿岸北部にある洋野(ひろの)町では素潜りによるアワビ漁が行われており、「採鮑(さいほう)技能大会」というイベントが開催されています。このイベントでは年度ごとに「鰒の合計水揚げ量」を競い合うもので順位は「番付」で発表しているそう。
1/26 おはようございます。今日の岩手日報に、昨日 開催された種市南漁協宿戸実行部会採鮑技能大会の記事が掲載されています。 pic.twitter.com/2UnhM7bsmU
— 岡本正善 (@3312Dobc) January 25, 2017
東日本大震災津波による被害も
東日本大震災津波により、岩手県内の鰒資源も大きな被害を受けたそうです。津波により鰒の稚貝が流出してしまうほか、種苗生産施設も被害にあったために漁獲量が震災前に比べると減少傾向にあるのだとか。現在も県、市町村、漁業協同組合などが連携して鰒資源の回復に努めています。
今回は「鰒」をご紹介しました!
参考:岩手県(https://www.pref.iwate.jp/index.html)