「福」なんと読む?
山口県下関市ではあの魚のことを「福」と呼んでいます。
さて、なんと読む?
答え:フク
答えは「フク」でした!福はフグ目フグ科に属している「フグ」のことです。一般的にはフグですが、山口県下関市ではフグのことを福(フク)と呼び親しんでいます。
なぜ「福」と呼ぶのか
なぜフグのことを福と呼ぶようになったのかというと、
・平安時代に書かれた『和名類聚抄』という辞書に布久(フク)との記載があり、その影響から呼ばれるようになった
・韓国語でフグのことを「ポゴ」と発音することからポゴ→ホク→フクと変化していった
・膨れる様子から
・「ふくべ」と呼ばれるひょうたんに似ているから
・幸福につながる魚として呼ぶようになったから
などなど……様々な説があります。
#今日は何の日
— レッド熱男(夜のラジオ学校:教頭先生) (@Red_Atuo) February 8, 2022
R4.2.9本日は「#ふぐ の日」#下関 では河豚を福と同じ発音で縁起がいいことから「ふく」と言う
日付は、ふ(2)く(9)と読む語呂合せ
ふぐ食べて福付けるなんて最高ですよね
刺身、鍋、唐揚げ
最高ですやん♬
食べ過ぎて体が膨れない様に気をつけないとね
ふぐだけにね。笑#雑学 pic.twitter.com/56M3u5Lgki
福のまち「下関」
福は下関市最大のブランドとも言われるほど、福との関係が密接な下関市。明治21年には初代総理大臣の伊藤博文が下関市で福料理を食べたことから、福料理が全国的に解禁となったきっかけとなる地としても知られています。また下関市では福を食べる文化が昔からありましたが、解禁後には下関市に多くの福料理店が建ち、バリエーション豊かな福料理が考え出されたそうです。
南風泊 (はえどまり)市場
山口県下関市には昭和49年に開設された全国で唯一となる「フク専門市場」があります。南風泊市場には様々なフクが集まり「袋セリ」と呼ばれるセリ人と業者が布袋に手を入れて、指先で値段を決めていく南風泊市場独特のセリが行われています(セリの見学は不可)。
今回は「福」をご紹介しました!
参考:農林水産省(https://www.maff.go.jp/index.html)
参考:下関市(http://www.city.shimonoseki.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html)
参考:楽しも!(https://shimonoseki.travel/index.php)