「糟倍」でなんと読む?
「かすばい」ではありません・・・。
北海道や東北地方でエイひれの軟骨部分のことを粕倍と書き、呼ぶそうですよ。
これ、なんと読む?
答え:かすべ
答えは「かすべ」でした!糟倍は魚のエイを指します。主に北海道や東北地方で使われている言葉なのだとか(地域や家庭によって異なる場合があります)。
コモンカスべ(小紋糟倍)。
— 尾張でおわり (@owarideowari) June 27, 2020
「煮付け、干物などにして食べられる」
とある。 pic.twitter.com/uwNfVwQ5VL
糟倍の由来
糟倍の由来はさまざまですが、
・「カシュム」、「カシュペ」というアイヌ語から来ている
・煮ても焼いても美味しく食べることかできない=魚のカスの部分という意味から
などと言われています。
かすべ煮
かすべ煮は北海道や東北地方に伝わる郷土料理のひとつです。調理方法が確立されていない時には、糟倍を野草と一緒に食べたり、食べることをせず肥料にしてしまうことが多かったと言います。現在では糟倍と砂糖、醤油、みりん、酒などと一緒に煮込む料理として親しまれる料理になりました。特に北海道では「メガネカスべ」という種類が良く食されているそうで、メガネカスべの旬である冬になると、糟倍がスーパーマーケットなどに並ぶのだとか。またかすべ煮は冷めると煮こごりができるのも特徴で、口に入れた瞬間にとろっととろけるそうですよ。
今回は「糟倍」をご紹介しました!
参考:うちの郷土料理(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/index.html)
参考:白神の魚(http://www.shirakaminosakana.com/index.php)
参考:秋田県のがんばる農村漁村集落応援サイト(https://common3.pref.akita.lg.jp/genkimura/index.html)