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連載 | FC今治が、今治.夢スポーツである理由。

はじめてをやってみよう!~しまなみ野外学校がってんの今月~Vol.3

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森だって海だって、野原だって、身近な自然から一歩飛び出す未知の世界は、とってもドキドキするわけで。なんてったって、思い通り行くってことは無いし、ましてや勝とうなんてとんでも無い訳で。自然は常に動いている。きれいって愛でた草花も、時と共に枯れて行くし、その一瞬一瞬が儚いないわけで…。

久しぶりに瀬戸内海の無人島になった島にやって来て、それでもどこか、この空気に触れて、空を見上げて、流れゆく雲を見つめながら、ワクワクが止まらない。

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。- レイチェル・カーソン –

これから出発

目次

夏がやって来る!子供たちもやって来る!

ザックに積み込んでいた、テント寝袋、鍋釜食器をシーカヤックに積み変えて、海を渡って島々の調査に行って来ました。海にぽっかりと浮かぶ島々を前に、思わず「いいな〜」とこぼれてしまう。

山での作業が続いていたので、すっかり白くなった腕。久しぶりに袖をまくって、きっと真っ赤になっちゃうなって思ったのだけれど、それはそれで何処か嬉しくて、半袖のTシャツを肩までまくってシーカヤックを海まで運ぶ。少しばっかり風があって、沖の波間に小さなウサギが飛んでいるけれど、今日は島から島へと渡るには、もってこいの日。

瀬戸内海でカヤック

海を渡りまだ見ぬ無人島へ漕ぎ進む

見えるわけはないけれど、あの子たちの小さな足跡が、ここにもそこにもチョコチョコと見える気がするよ。

無人島で休憩中

この潮回りなら、ふむふむ…

あんな天気だったら、ふむふむ…

昨年よりも、いやいやその前よりも、ふむふむ…。

な〜んにもない無人島の砂浜で、幸せすぎる妄想と、例年並という気象条件が失われたここ数年の自然状況と照らしわせながら、ニヤけてみたり、脱出を含めた想像を繰り返したり、まだまだセミの泣き声で起こされることの無い、ミサゴ飛び交う静かで心地よい無人島であっちへふらふら、こっちへふらふら。

無人島でキャンプ

無人島でキャンプ

最初から解っているものなど何一つなく

この夏、4回目となる「島の冒険キャンプ8泊9日」。

自然の都合に合わせて子供たちと無人島を目指す。そんな瀬戸内海を舞台にした冒険的要素いっぱいのシーカヤックの旅。全国からやって来る初めて出会う仲間たち。中にはテントで寝たことな〜いと言う子もいれば、バリバリのアウトドアっ子がいたり、都会暮らしの子がいたり、勉強大好きの子も、学校はちょっとね〜って言う子も一緒になって、見慣れた街の社会のように様々な人=子供たちがはじめましてで、旅を作るプログラム。

でもね、共通している事は無人島で暮らしてみたい、海を渡ってみたいってこと。普段の生活とは全く違う、笑っちゃうぐらい不便な無人島。そして最初に訪れる島は島民2人の島なんです。

四国本土に居るうちに、町の鎧をどうやって脱ぎ捨てるかが、島々での暮らしを左右するわけですが、なかなか街の鎧が脱げずに苦労している子もいるのだけれど、なんてったって無人島は1人では目指す事が出来ない訳で、自然は待ってくれない訳で、人が自然に合わせるしか無い訳でもあり、僕たちが子供たちを強引に無人島行きのレールに乗せる事も出来ない訳で…。そうなると、予定調和のプログラム進行など、全くをもって機能しなくなるんです。

毎日の中で起こりうる出来事を積み重ね、全ての関わりが影響し合う中で、創り上がっていく子供たちとの海の旅、そんな旅が「島の冒険キャンプ」。

キャンプ

下見調査の夕暮れ時のご飯を焚く煙をみながら始まる旅に思いを寄せて、この海があってくれて、ありがとうな気分がこみ上げて来る。笑ったり、怒ったり、不安になったり、喜んだり。仲間と共に、一つ一つ答えを見つけるような旅。

身体だけを大切にするコトを考えるよりも、心を大切にして、一瞬一瞬を楽しんでね。
おじちゃんは、今年も無人島で待ってるよ!

カヤックに荷物を積み込む

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