「𩸽」なんて読む?北海道が産地の“開き”が美味しい魚です。

「𩸽」なんて読む?北海道が産地の“開き”が美味しい魚です。

2021.08.13

「𩸽」なんて魚?


魚に花と書いて・・・
𩸽と言えば「開き」なんて声も。
これなんだ?


 
写真提供:写真AC

答え:ほっけ


答えは「ほっけ」でした!𩸽はアイナメ科に属しており、体長35cmほどの魚です。尾びれが二股に分かれているのが特徴で、成長によって「アオボッケ」→「ロウソクボッケ」→「ハルボッケ」→「ネボッケ」と呼ぶのだとか。ちなみに𩸽と言えば「開き」と言う方も少なくありませんが、その歴史はまだ浅く、昭和50年代に販売されるようになったのだそう。開きをとして世に広まるまでは、戦後の食糧難を支えるために塩漬けされた「塩ほっけ」が出回っていたそうです。


𩸽の産地「北海道」


北海道は𩸽の一大産地として知られ、北海道のほぼ全域で𩸽を獲ることができます。そのなかでも礼文、羅臼、積丹などの地域では生きたまま𩸽を水揚げするために夜に網を仕掛け、早朝に網を揚げる「日網漁」を行っています。

また、𩸽には「真ほっけ」と「シマほっけ」があり、2つの違いとしては、



  • 真ほっけ→身が薄く、小さめだが身の締まりが良い。

  • シマほっけ→身があつく、脂がのっている。


などの点が挙げられ、北海道で人気なのは「真ほっけ」なのだそう。






今回は、𩸽をご紹介しました。𩸽の開きは焼くだけでなく、煮付けにしても美味しいそうですよ!