日常の中で、ゆるく救われたい私たち。

連載 | KAWAIIは地方を救う♥ | 65 日常の中で、ゆるく救われたい私たち。

2021.11.19

 こんにちは! 『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。この連載では、女性に流行りのモノ・コトが「女性のココロをつかむ理由」を分析して、地方創生に活かせないものかと検討中……♡

 今月は、東京・中央区の築地本願寺で大人気の「18品の朝ごはん」について考えてみたいと思います。
 先日、朝食の約束をしていた友人から「本願寺はどう?」と誘われ、「本願寺で朝ごはん?」と半信半疑で行ってみると、そこには長蛇の列が。そう、敷地内にある『築地本願寺カフェ Tsumugi』でいただける朝ごはんが、今、大人気なんです。

 中でも人気なのは、阿弥陀如来の四十八願の根本の願「第18願」にかけて、16種類のおかずとお粥・お味噌汁の全18品がいただける「18品の朝ごはん」。小さなお皿に並ぶおかずの数々には、地元の名店の卵焼きや佃煮も入っており、さらにはインスタ映えするということもあって、朝8時のオープンからお店は大人気。
 お値段は2000円弱なのですが、ただ冷静に考えると、近くには素敵なカフェもホテルもたくさんあるのに、「この暑い中、どうして朝から本願寺に並ぶの?」という気持ちにもなるんですよね。

圧巻の「18品の朝ごはん」。どれも優しい味つけで、朝にぴったり。

 そこで感じたのは、「日常の中でゆるく救われたい気持ち」が私たちの中にはあるのではないかということ。コロナ前に流行っていたご朱印集めしかり、観光地での寺院巡りしかり、私たちの心の中には、どこかでうっすら「救われたい」という気持ちがあるのではないでしょうか。

 ただ、わざわざその気持ちを目的に行くほどには信仰心が強くない人がほとんどのため、そこに例えば、「朝ごはん」や「カフェ」のような日常を掛け合わせてあげることで、ただただおしゃれなほかの選択肢以上に、寺院は行ってみたい場所になるのかもしれません。ちなみにこの本願寺カフェでも、カフェを楽しんだ前後に参拝をする方が多くいる様子でした。

 地方自治体の皆様、地域のお寺をそんなスポットに変身させてみませんか? 多くのゆるく救われたい現代人にとって、行ってみたい場所になるかもしれません。

今月のIGPを地方創生に活かすなら……?

【 飲めるお寺!? 「お寺×バー」 】

月明かりに照らされたお寺でお酒が飲めるなんて素敵かも。デートスポットとして人気が出そう。

IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。

ハピキラ’S EYE!

誕生日にすごくいい香りのする、アルコールジェルをいただきました。手の匂いを嗅いでいるだけで幸せ。withコロナの今は、こうした新しい商品ジャンルが広がり、新しいマーケットができるチャンスでもあるんだなあと改めて気づかされるプレゼントでした。

ハピキラ’S WORK!

新商品を開発しています。お次はカレー!?

おうち時間にも、地域の食材を手軽に楽しんでもらえるような、レトルト商品を開発しています。最近取り組んでいるキーマカレーで難しいのは、野菜の食感を残すこと。人参も玉ねぎもトロトロになってしまう中、一緒にお仕事をさせてもらっているレシピ開発のプロからは「ゴボウを入れてみては?」とご提案いただき、最初はびっくりしたのですが、食べてみると意外にぴったり。野菜たっぷりの、食感豊かなおいしいキーマカレーができそうです。今月も応援してくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、ハッピーに頑張ります!

photographs & text by HAPIKIRA FACTORY

はぴきら・ふぁくとりー♥地方にある魅力的な商材をかわいくプロデュースし、販売・発信していくことで、女の子たちが地方に興味を持つきっかけをつくろう、と日本全国を飛び回って活動中。大学生だった2012年に起業し、現在、正能茉優(しょうのう・まゆ)は『パーソルキャリア』、山本峰華(やまもと・みか)は『リクルートキャリア』と兼業しながら、「やりたいことは全部やる」という、女の子の新しい働き方を実践している。「地方×女の子」ビジネスの第一人者。

記事は雑誌ソトコト2021年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。