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映画『メモリーズ・オブ・サマー』 ー少年と母の絆、 その喪失を繊細かつ 力強く描く。

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『メモリーズ・オブ・サマー』

父親が外国に出稼ぎ中の家で、母親とふたり夏休みを謳歌していた12歳のピョトレック。だが母親は、ある日を境に口実をつけて毎夜、外出するようになる。彼女の態度に不安を覚えるピョトレックもまた、夏のあいだ都会から町に来ていた少女マイカに淡い恋心を抱き始め……。機関車と競って疾走する自転車、水辺での飛び込みなど鮮烈なシーンの反復や、余韻を残す映像で観る者の想像力を喚起する──そんな独自の映像言語で、短い夏を存分に生きる彼らの生命力を伝えている。1970年代末、ポーランドの小さな町を舞台に、思春期の少年と母の変わりゆく関係を、繊細にして力強く描いた作品。

『メモリーズ・オブ・サマー』
6月1日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA、UPLINK吉祥寺ほか全国順次公開中
http://memories-of-summer-movie.jp/

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