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サスティナビリティ

連載 | SUSTAINABLE DESIGN

沖縄県 共同売店から学ぶ、これからの暮らし。

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沖縄県で100年以上の歴史があり、住民が互いに支え合う相互扶助の役割を持った「共同売店」。特に用事がなくても、ふらっと立ち寄りユンタク(沖縄の言葉でおしゃべりの意)したり、お店の人がおじぃ・おばぁの健康状態をチェックしたりと、地域の人たちにとっての拠り所だ。しかし、コンビニやスーパーの増加により、最盛期に比べ半数以上が閉店したという。共同売店が抱える課題は多く、地域内だけでは解決できないところまで進んでいる。だからこそ、外とのつながりが欠かせない。

「愛と希望の共同売店プロジェクト」は、共同売店を中心とした暮らしの魅力を多くの人に知ってもらいたいという想いから生まれた。できることは小さいかもしれない。でも、それは愛と希望に満ち溢れた意思表示なのだ。「これまでの暮らしに敬意を払いながら、これからの暮らしを守りたい」って。その意思表示は、共同売店がより身近で愛着のある存在になっていく未来に向けた、“小さな灯”のように思えた。

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共同売店では、その集落で暮らすために必要な食材や日用品を買うことができる。また、共同売店でユンタクする光景は日常そのもの。そこから生まれる緩やかな関係性は、お互いを温かく見守る役割も果たしている。
上 泰寿
かみ・やすとし●編集者。人となりや記憶を残すお手伝いをしながら、事業者や地域のプロジェクトの“伴走者”として日々鹿児島県を中心に走り回っている。
画像提供:愛と希望の共同売店プロジェクト text by Yasutoshi Kami
記事は雑誌ソトコト2022年3月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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