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サスティナビリティ

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド

『UMITRON』・ 佐藤彰子さんが選ぶ 「海と食とSDGsに触れる本5冊」

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目次

1. 地球の未来のため僕が決断したこと ─気候大災害は防げる

地球温暖化の全体像に始まり、各論ごとにビル・ゲイツが考える原因と対策を紹介。気候変動の現状と今後の予測について、すべてファクトに基づいて書かれているのがいいですね。2021年に出合った本の中で一番感銘を受けたものです。
 (128250)

著者:ビル・ゲイツ、山田 文(訳)
出版社:早川書房

2. 魚にも自分がわかる ─動物認知研究の最先端

「魚の自己意識」について研究、解説しています。鏡に映る自分を、自分だと認識するのは高度な生き物にしかできないとされてきましたが、それが魚にも可能だという内容。魚がものすごくおもしろい生き物に感じられるようになります。
 (128251)

著者:幸田正典
出版社:筑摩書房

3. トコトンやさしい養殖の本 ─今日からモノ知りシリーズ

近畿大学水産研究所が編集した、養殖に関する入門編の本がこちら。養殖の歴史や種類、方法など、水産養殖の概要について、図解などを用いながらわかりやすく解説しています。養殖業について知りたい人にはおすすめの一冊です。
 (128252)

著者:近畿大学水産研究所(編)
出版社:日刊工業新聞社

4. 食の歴史

フランスの経済学者であるジャック・アタリの著書。人類がこれまで何を食べてきたのか、いつから火を使い料理をし始めたのかなど、食の変遷について書かれています。どのように食が変容していくかなど、未来予測も。勉強になります。
 (128253)

著者:ジャック・アタリ、林 昌宏(訳)
出版社:プレジデント社

5. 魚が食べられなくなる日

日本近海での乱獲や、世界的な和食ブームの影響による輸入魚の高騰など、日本の漁業や魚食などに関するさまざまな問題を水産学者の著書が解き明かす本。魚を食べられなくなってしまうかもしれない未来へ警鐘を鳴らす内容です。
 (128254)

著者:勝川俊雄
出版社:小学館
photographs & text by Yuki Inui

記事は雑誌ソトコト2022年9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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