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サスティナビリティ

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド

『3710Lab』代表理事/東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター特任講師・田口康大さんの選書

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(左から)1. 海は生きている / 2. オセアノ号、海へ!
目次

1. 海は生きている

海との関係を見つめ直す「生きている」シリーズの完結編。地球ができて生命が誕生していった連なり、人が営んできた文化歴史の先に私たちがいること、地球の自然現象などが描かれ、マクロとミクロな両視点を得られます。
著者:富山和子
出版社:講談社

2. オセアノ号、海へ!

海は私たちの体に関わるもので、それが海の良さでも怖さでもあります。この仕掛け絵本は読者に「海ってどうなっているの?」と疑問を持たせ、目線を動かして“体で読みたくなる”つくり・内容になっています。
著者:アヌック・ボワロベール、ルイ・リゴー
出版社:アノニマ・スタジオ

3. 海

ヨーロッパで海がどう扱われてきたかを知ることができる一冊。帯には「海の博物誌」というコピーがあり、産業革命以降、海が医療に使われたり、観光地になったりしていった歴史が描かれています。
 (135966)

著者:ミシュレ、加賀野井秀一(訳)
出版社:藤原書店

4. 日本の海洋民

日本国家が形成されるうえで海がどんな役割を果たしたか、漁村と港町、日本海の海商、海の信仰などの歴史が描かれています。章ごとにいろいろな専門家が執筆していて、関心がある章から読んでみては。
 (135967)

著者:宮本常一(編)、川添 登(編)
出版社:未來社

5. 海

「みなさんは うみを しっていますか」という問いかけに始まり、海面から深海まで、総体として海を扱っている絵本。海の動植物や未来の海中農業、海底開発も紹介。工学博士の著者による科学的な解説も必読。
 (135968)

著者:加古里子
出版社:福音館書店
photographs by Yuichi Maruya text by Yoshino Kokubo

記事は雑誌ソトコト2022年9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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