『デキタ』・ 時岡壮太さんが選ぶ 「プレイスメイキングを楽しむ本5冊」

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド | 『デキタ』・ 時岡壮太さんが選ぶ 「プレイスメイキングを楽しむ本5冊」

2022.11.04

1. GO WILD 野生の体を取り戻せ! ─科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

人の体が自然と協調しながら進化してきたことや、都会人の体の不調の原因は自然の不足だと解説されています。また、体や健康のことだけではなく行き過ぎた都市化の問題点について、医師の立場から論じていておもしろかったです。

著者:ジョンJ.レイティ、リチャード・マニング、野中香方子(訳)
出版社:NHK出版

2. 人口減少社会のデザイン

著者は福祉の研究者。人口変動の歴史や、人口増加期とそうでない時期の都市に求められるものは何か、説いています。「進んでいる・遅れているという言葉は都市的な考えで、今後変わっていく」という言葉が印象的でした。

著者:広井良典
出版社:東洋経済新報社

3. THE LONELY CENTURY ─なぜ私たちは「孤独」なのか

都市の問題点である「孤独」に着目した本。かつて流行ったオフィスのフリーアドレスが実はコミュニケーションの促進につながっていなかったなどおもしろい視点がたくさん書かれています。田舎は何を提供すべきかを考えさせられました。

著者:ノリーナ・ハーツ、藤原朝子(訳)
出版社:ダイヤモンド社

4. アフターデジタル

著者の二人は将来、「すべてがオンラインになる」と捉え、その世界でどう生きるかが書かれた本。実例として、中国では集められた個人情報がどうまちづくりに利用されているのかが書かれており、地域のビジネスを考えるヒントが得られます。

著者:藤井保文、尾原和啓
出版社:日経BP

5. 都市の原理

著者は「あるものが都市へ入って出ていくまでに、どれだけそのものの価値が上がるか」が都市の価値の一つと論じています。そんな都市がどうしたら出来上がるか、発展過程も紹介しています。田舎でまちづくりに携わる人におすすめです。

著者:ジェイン・ジェイコブズ、中江利忠(訳)、 加賀谷洋一(訳)
出版社:鹿島出版会

text by Yoshino Kokubo
photographs by Miho Kakuta

記事は雑誌ソトコト2022年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。