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「マック」か、それとも「マクド」か? 関東と関西でこれだけ呼び名が違う5選

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関東と関西は言語や文化の違いがよく知られていますが、それは日常生活のあらゆるところに見られます。今回注目するのは「呼び名の違い」。同じものでも、省略の仕方やイントネーションが関東と関西で異なる言葉があります。具体的にどのようなものがあるのか紹介します。※写真はすべて、Adobe Stockのイメージです。

セブン と セブイレ

コンパクトなお店に、幅広い商品やサービスが満載のコンビニエンスストア「セブンイレブン」。忙しい現代人にとって、食品、飲料、日用品などの購入から、公共料金の支払いまですぐにできるうえに、店舗が多く、簡単にアクセスできます。そんな「セブンイレブン」のことを関東で暮らす多くの人は「セブン」と呼びます。長い正式名をたった3文字に切り詰めた思い切りのよさを感じさせる呼び方です。一方、関西では「セブイレ」と呼ぶ人もいます。「セブンイレブン」の語の後半部分を担う重要な要素「イレブン」の語も残した表現が面白いところ。関東の人からしてみると「セブイレ」は語呂が悪い。でも関西の人からしてみると「セブン」だけじゃ「セブンイレブン」のことだとわからない。どちらにも譲れない言い分があって、言葉の文化の違いが垣間見えます。

マック と マクド

世界中で人気のハンバーガーショップ「マクドナルド」。提供されるハンバーガーはジューシーでおいしく、迅速なサービスと一貫した品質も大きな魅力です。しかし、マクドナルドという言葉はちょっと長いかも? そう考えたのは、関東の人も関西の人も一緒でした。違ったのは省略の仕方。関東では「マック」と呼ぶ人が多く、関西では「マクド」と呼ぶ人が多い。関西の方の声を調べると、「マックなんて気取っとる」、関東の方の声を調べると「ビッグマックもマックナゲットも『マック』って言ってる」と反論し合うのが定番のやりとり。両者の主張は今も平行線をたどりつつ、楽しい話のネタとして親しまれている感もあります。

ファミマ と ファミ⤴︎マ

コンビニの名前という点でいうと、「セブンイレブン」だけでなく「ファミリーマート」も関東と関西では呼び方に違いが出ます。字面的には「ファミマ」で同じですが、イントネーションが違うのです。関東では平坦に「ファミマ」と発音しますが、関西では「ファミ⤴マ」。「ミ」が上がります。「カメラ」や「メガネ」、前述の「マクド」もそうですが、3文字の言葉は関西では2文字目の音が上がる傾向にあります。ロイヤルホストの略称「ロイホ」も、関西のイントネーションでは「ロイ⤴ホ」です。

USJ vs ユニバ

映画をテーマにした数々のアトラクションが特徴の大型テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。関東では「USJ」と言う人が多いですが、関西では「ユニバ」と呼ばれているのをよく耳にします。関東の人が「ユニバだとスタジオもジャパンも入ってない」と言えば、関西人は「USJって、UFJとかUSAとかややこしいやんけ」と言い、なかなか決着が着きません。

ケンタ と ケンタッキー

チェーン店で呼び方が別れるものと言えば「ケンタッキーフライドチキン」もそのひとつ。都度言葉にすると、やや文字数が多いと感じるかもしれませんが、実際に省略した呼び方がよく使われています。関東でよく耳にするのが「ケンタ」という略称。一方、関西では「ケンタッキー」。関東の人が「ケンタッキーは長すぎて省略になってない」と言えば、関西人は「ケンタ言われても、ツレの健太しか思い浮かばん」と反論します。他にも、地域や人によっては「ケンチキ」「ケンフラ」「ケンタのフラチン」など、驚きの呼び方もあって論争が絶えません。

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