長野県在住のラーメンライター、たこにわです。ラーメン食べ歩きは40年以上、北は旭川、東は根室、西は長崎、南は石垣島まで訪麺しています。47都道府県制覇しました。僕は、ローカル色があり地味ながら頑張っているお店をみなさんにご紹介していきます。
目次
長野市随一の繁華街近くにあるお店
今日ご紹介するのは、筆者の地元長野市。
市内随一の繁華街と言われ、国宝・善光寺にも近い「権堂アーケード商店街」から徒歩1,2分という距離にあるお店である。
半世紀前までは市民の台所として相当な賑わいをみせたこの商店街とその周辺の飲食店街は、今や廃業の方が目立つようになってしまった。
そこに新型コロナ感染症の長期化が拍車をかけ、特に飲食店経営は一層厳しさを増している。
しかし、そんな中で、開店からの歴史は浅いながらも、ラーメンファンからしっかり支持を受けているお店がある。
それが、「中華そば 俺ん家」だ。
市内随一の繁華街と言われ、国宝・善光寺にも近い「権堂アーケード商店街」から徒歩1,2分という距離にあるお店である。
半世紀前までは市民の台所として相当な賑わいをみせたこの商店街とその周辺の飲食店街は、今や廃業の方が目立つようになってしまった。
そこに新型コロナ感染症の長期化が拍車をかけ、特に飲食店経営は一層厳しさを増している。
しかし、そんな中で、開店からの歴史は浅いながらも、ラーメンファンからしっかり支持を受けているお店がある。
それが、「中華そば 俺ん家」だ。
他のお店にはない個性的なメニューを考えた!
中華そば 俺んちの開店は4年前の8月。
元は、つけ麺で行列ができる人気店があった場所であるが、そのお店が移転したことによって発生した空き店舗に入居した。
若いご夫婦が経営するお店であるが、奥様はラーメンをつくった経験があまりなかったそうだ。
「せっかくラーメン店を開くなら、他の店にはない個性的なメニューを出したい」と考え抜いたのが、
何とレモンラーメン。
確かに、長野市内にレモンラーメンを出すお店はあまり見たことがない。
元は、つけ麺で行列ができる人気店があった場所であるが、そのお店が移転したことによって発生した空き店舗に入居した。
若いご夫婦が経営するお店であるが、奥様はラーメンをつくった経験があまりなかったそうだ。
「せっかくラーメン店を開くなら、他の店にはない個性的なメニューを出したい」と考え抜いたのが、
何とレモンラーメン。
確かに、長野市内にレモンラーメンを出すお店はあまり見たことがない。
一旦メニューから消えたが、お客さんからのリクエストで復活
開店当初、レモンラーメンはその珍しさもあって人気急上昇。
夏季には冷やしレモンラーメンも提供していたそうだ。
その後奥様は、スープの基本でもある鶏ガラや煮干しの研究を進め、メニューを煮干しベースのラーメンやつけそばを中心にした。そうした中で、レモンラーメンのメニューが静かに消えていってしまったという。
ところが、「レモンラーメン、やってないの?」「レモンラーメン、復活してよ」の問い合わせが相次いだ。
やはり開店当初の原点に立ち返り、「最近復活させました!」と奥様。
メニューにレモンラーメンが帰ってきたのだ。
夏季には冷やしレモンラーメンも提供していたそうだ。
その後奥様は、スープの基本でもある鶏ガラや煮干しの研究を進め、メニューを煮干しベースのラーメンやつけそばを中心にした。そうした中で、レモンラーメンのメニューが静かに消えていってしまったという。
ところが、「レモンラーメン、やってないの?」「レモンラーメン、復活してよ」の問い合わせが相次いだ。
やはり開店当初の原点に立ち返り、「最近復活させました!」と奥様。
メニューにレモンラーメンが帰ってきたのだ。
さあ、そのレモンラーメンをぜひ食べてみたい!!
白醤油仕立てのレモンラーメン
レモンラーメン(900円)は白醤油仕立てのスープ。
見た目も鮮やかで、食欲をそそる。
鶏ガラと煮干しのダシが効いたあっさりとした味わいである。
特に煮干しの風味が後から口の中に広がる。
レモンはしっかりとした酸味と香りが特徴の広島産を使っている。
その酸味がスープに溶け込んでいく。時間とともにレモンがスープと仲良しになっていくようだ。
見た目も鮮やかで、食欲をそそる。
鶏ガラと煮干しのダシが効いたあっさりとした味わいである。
特に煮干しの風味が後から口の中に広がる。
レモンはしっかりとした酸味と香りが特徴の広島産を使っている。
その酸味がスープに溶け込んでいく。時間とともにレモンがスープと仲良しになっていくようだ。
こだわりは麺にも
こだわりはレモンだけではなかった。
麺は東京の浅草開花楼から特別に送ってもらっているという。
「長野で開花楼さんの麺を入れているのは実はうちだけなんですよ」と胸を張る奥様。
レモンラーメンに合う麺を何とか見つけたくて、開花楼さんに複数の麺を試作してもらったとのこと。
また、新メニューや限定メニューの際にも相談に乗っていただいているそうで、「ラーメンはスープも麺もおいしくなければ」と、一番大事なことをしっかり述べてくれた。
麺は東京の浅草開花楼から特別に送ってもらっているという。
「長野で開花楼さんの麺を入れているのは実はうちだけなんですよ」と胸を張る奥様。
レモンラーメンに合う麺を何とか見つけたくて、開花楼さんに複数の麺を試作してもらったとのこと。
また、新メニューや限定メニューの際にも相談に乗っていただいているそうで、「ラーメンはスープも麺もおいしくなければ」と、一番大事なことをしっかり述べてくれた。
味変アイテム登場
「もしよかったら、テーブルにある激辛にんにくだれで味変してみてください。自家製ですよ」と奥様。
さっそく、スープに入れてみた。
さっそく、スープに入れてみた。
「おおーー!、、、、レモンの酸味が引き立つ!」
辛いだけではなかった。酸味がぐっと際立ってくるのがわかる。
スープとの相性は抜群だ。
「酸っぱ辛い」といった表現がいいのだろうか、酸辣湯に似た味わいに変身した。
何だか白飯が欲しくなる。
辛いだけではなかった。酸味がぐっと際立ってくるのがわかる。
スープとの相性は抜群だ。
「酸っぱ辛い」といった表現がいいのだろうか、酸辣湯に似た味わいに変身した。
何だか白飯が欲しくなる。
夜は居酒屋に変身、地域密着のお店に成長
中華そば 俺ん家は、夜は居酒屋タイムとなる。
昼のラーメンは奥様、夜はご主人と奥様で対応し、お酒を通じて近隣住民のコミュニケーションの場になっている。
全国的に、かつて栄華を誇った中心商店街の地盤沈下が激しいが、そうした中で飲食店を通じてにぎわいが再生し、人とのつながりができるお店が活性化のヒントになるのではないだろうか。
「俺ん家」(おれんち)の店名には、人とのつながりを大事にする意味が込められているような気がする。
昼のラーメンは奥様、夜はご主人と奥様で対応し、お酒を通じて近隣住民のコミュニケーションの場になっている。
全国的に、かつて栄華を誇った中心商店街の地盤沈下が激しいが、そうした中で飲食店を通じてにぎわいが再生し、人とのつながりができるお店が活性化のヒントになるのではないだろうか。
「俺ん家」(おれんち)の店名には、人とのつながりを大事にする意味が込められているような気がする。
店舗情報
中華そば 俺ん家
住所:長野県長野市鶴賀2212
TEL: 070-2238-6931
営業時間:金土火11時30分~14時00分, 18時00分~0時00分、水木11時30分~14時00分、日曜と月曜が定休日
中華そば 俺ん家
住所:長野県長野市鶴賀2212
TEL: 070-2238-6931
営業時間:金土火11時30分~14時00分, 18時00分~0時00分、水木11時30分~14時00分、日曜と月曜が定休日
文・写真:たこにわ
*店舗情報・メニュー内容は取材時点の内容でございます。
*店舗情報・メニュー内容は取材時点の内容でございます。