「河貝子」なんと読む?
答え:カワニナ
答えは「カワニナ」でした!河貝子はほかにも「川蜷」と書くこともあります。河貝子はカワニナ科に属する巻貝です。河貝子はおもに落ち葉や珪藻などを食べて暮らすため、水流が早い場所は好まず、比較的水流の緩い田んぼ脇の用水路などに多く生息しています。また河貝子はホタルのエサとして利用されることが多いそうです。そのためホタルの幼虫を育てるために保護活動をしている人達が用水路に河貝子を獲りに来ることもあるのだとか。
"カワニナはホタルの幼虫の重要なエサで、その場所にホタルが出るかどうかは、カワニナの生存を確認することでわかります。
— 暦生活(こよみせいかつ) (@543life) June 11, 2021
ホタルが好きな村のおじいさんはよくニナを探しては、今年も出るな、とうれしそうに呟いていました。"
腐草為螢|今日の読み物https://t.co/cTLuvwL9jH
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山梨県のホタル
山梨県は富士山をはじめ、南アルプスなど山々に囲まれた県。山々から生み出されたきれいな水に恵まれたこの地はホタルの飛翔地としても知られています。現在も山梨県内でホタルは見られることができますが、昔ほどではありません。その理由のひとつに甲府盆地を中心に猛威を振るっていた「地方病」の存在が関係しています。
山梨県を襲った地方病
山梨県はかつて日本住血吸虫病という地方病に悩まされた時期がありました。多くの研究の結果、「ミヤイリガイ」という河貝子に似た貝が中間宿主であることが突き止められ、駆除が急ピッチで行われていきました。その時の駆除の際に、河貝子やホタルがミヤイリガイと共に消えていくことになり、急激なホタルの減少へと繋がったのだそう。現在、山梨県内では地方病が流行る前のホタル復活に向けて、各地でホタルの保護活動が行われています。
【ミヤイリガイについて】
— 鳥と舟 (@toritohune) August 28, 2021
由来は発見者の宮入慶之介から。地方病の原因である日本住血吸虫の中間宿主として有名。
このミヤイリガイの発見は、地方病撲滅への大きな転換点となりました。
姿かたちがよく似ている巻貝カワニナとよく似ていたこともあり、中間宿主の種の特定に時間を要しました。(水面) pic.twitter.com/syt9K4hw05
初夏を感じにホタルを見に山梨のホタルの里へ行ってきました。
— もろこし (@morokoshiblr) May 31, 2015
ついでに富士山も拝みに。 pic.twitter.com/gm13XKcUDt
今回は「河貝子」をご紹介しました!
参考:“やまなし”しょうわ(http://www.town.showa.yamanashi.jp/blog/index.php)
参考:富士の国やまなし(https://www.yamanashi-kankou.jp/index.html)