今回の紹介アイテム
愛らしいその表情とポーズに、見ているだけで和んでしまう……。そんな木彫り人形。
つくっているのは、福井県在住の鈴木美央さん。約30年、寺社の彫刻や一般住宅の置きものづくりをメインに彫刻をしている職人だが、百貨店への出展が増えたことを機に10年ほど前から個人の作品もつくり始めた。その後木彫り教室を始めたところ、生徒が一般的な彫刻人形や縁起物だけでなく自分の欲しいものを自由に形にしていく姿に刺激を受けたという。「みなさんが欲しいものは、日常で使えるものや好み・趣味に偏ったものなんだな、とわかったんです」。そこから『MIO SUZUKI』の幅広い作品が生まれていった。
その一つが写真の「シロクマ」だ。鈴木さんは、これをただの置物にするよりは“触って”ほしいと願っている。「道具のように毎日手にして、“使う”ことで大事にしてほしいなと。汚れていくのも、味です。普段の景色の一つにしていただけたらうれしいです」。
\ここがオススメ/
教室でマイ人形を彫ってみませんか?
彫刻教室は東京でも開催されている。月に2度、火曜の午前・午後に開催中。詳細は公式サイトの「LESSON」から。
鈴木美央さんによる木彫りの人形。ほかに「はと」や「こぶた」、「まっしろうさぎ」もある。「まっしろうさぎ」は小物入れになっているタイプも。公式サイトの「CONTACT」のメールからか、『ふくい南青山291』、鎌倉の『MAR』などで販売中。●8640円/はと・こぶた、1万9440円/まっしろうさぎ、2万7000円〜/シロクマ(MIO SUZUKI www.suzuki-chokokusho.com)