奈良から世界へ。墨の美しさと香りを楽しめる「香り墨Asuka」がご自宅に届きます!

奈良から世界へ。墨の美しさと香りを楽しめる「香り墨Asuka」がご自宅に届きます!

2021.07.20

2021年3月号「地方のデザイン集」のローカルおみやげデザイン集で取り上げた「香り墨 Asuka」。このたびソトコトオンラインストアで特別販売いたします!


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千数百年の歴史を持つ奈良墨が、縁起の良い“香るインテリア”に。


「香り墨」とは、墨の美しさと香りを、目と鼻で楽しむためのもの。奈良で創業150年を超える墨屋『錦光園』が、日本への墨の伝来年である西暦610年にちなみ、2019年6月10日に「香り墨Asuka」を発売しました。


 


「香り墨Asuka」のモチーフは奈良を代表する宝物である「伎楽面」。伎楽は7世紀初めに中国の呉から伝わった日本最古の仮面舞踊劇、伎楽面はその劇の際に使用された人が被るお面です。現在は奈良の正倉院を始め、東大寺等に奈良を代表する宝物として大切に保管されています。


 


奈良の明日香地方には古来、都があり、日本にとっては歴史・文化のはじまりの地。 シルクロードを通ってヨーロッパやアジアの国々から様々な宝物が伝えられました。奈良の明日香の地に伝わった墨、そして「香り墨Asuka」のモチーフになった「伎楽面」もそんな宝物のひとつです。


「香り墨Asuka」のコンセプトは、シルクロードを通り世界から日本の古都奈良に集まった「奈良の宝物」。奈良に眠る宝物の数々、それら日本の歴史や文化の象徴を同じ飛鳥時代に起源をもち、ともに奈良の地で生き続けた墨で表現した逸品です。


日本に残る墨屋は9軒。消滅の危機にある文化。


2200年前中国で作られ、日本には1400年前に伝わったとされる墨。現在、日本で固形墨を作っている会社は9社しか残っていません。墨作りの一通りの工程をこなせる職人は、もはやごく僅かなのだそう。


奈良で創業150年を超える墨屋『錦光園』の長野さんは、七代目の墨匠。大学卒業後、外食産業で10年以上勤務したのちに家業を継ぎました。「先行きを考えればどう考えても生活の不安しかないのに、そんな所にわざわざ何で戻ってくるのか?」と父親に言われたにも関わらず、「親父や祖父、職人さん達が、一日中、真っ黒になりながら墨作りをしてそれで生きてきたから」。その思い一つで帰ってきたそうです。


 


長野さんが家業を継いでから改めて感じたのは、産地そのものの存続危機でした。墨を取り巻く環境は、昨今の墨離れにより非常に厳しく、関係者の廃業も相次いでいました。実際に過去、『錦光園』に何人かいた職人さんも残っておらず、父親が1人で仕事をしている状況。


 


そんな中で、長野さんは奈良墨の伝統ををしっかりと継ぎ、墨の魅力を伝え、墨の需要を増やす可能性を探るためにさまざまなチャレンジを始めました。その一つが、この「香り墨Asuka」なのです。


型作りでお世話になったプロ。「若い人が頑張ってるんやから」。


固形墨を作るには、型が欠かせません。その型作りを担ったのは、奈良の古楽面作りの第一人者である中坊竜堂さん。中坊さんは奈良で50年近く古楽面作りに従事され、その作品は県内はもとより海外でも評価されています。



頭の中に「香り墨Asuka」の構想はあったものの、肝心の型が通常の墨に対してあまりにも立体的すぎたため途方に暮れていた長野さん。ある施設で中坊さんの作品を見て「これや!」と思い、誰の作品かを調べて直接アプローチしたそうです。中坊さんは当然の訪問に驚かれたそうですが、奈良の墨屋とも深いつながりを持っており、長野さんの意図をすぐに理解。「頑張ってみるわ」と言い、試作が始まりました。


しかし初めての試みということもあり、何度も手直しが発生。それでも中坊さんは「これはもっとこうした方がいいんとちゃうかな」と絶えず前向きに考えてくれたそうです。それもそのはず、中坊さんにあったのは「こんなに若い人が頑張ってるんやから応えやんとあかん」という思い。同じもの作りを行う人として、長野さんと中坊さんの真摯な姿勢が共鳴した瞬間でした。


 


数ヶ月を経てついに型が完成。早速墨作りを開始しました。あまりにも特殊な型だったため、今度は墨の製造の段階で問題が多発しましたが、さらに2ヶ月ほどの期間を経て現在の「香り墨Asuka」が出来上がりました。中坊さんにもものすごく喜んでいただけたそうです。


世界でも認められるお土産に。


そうして生まれた「香り墨Asuka」は、奈良のみならず日本のお土産として認知され、隈研吾が設計したジャパンハウス・サンパウロにて展示されるまでに。「香り墨Asuka」のコンセプトはシルクロードを通り世界から日本の古都奈良に集まった“奈良の宝物”。その宝物を、今度は奈良から世界へ発信できればという願いを込めて作られた「香り墨Asuka」は、その一歩を踏み出したのです。


また国内では、パッケージが21年度の「日本パッケージデザイン大賞」で銀賞を受賞しました。パッケージも中身も、贈り物にも喜ばれること間違いなしです。


 


技術と情熱が凝縮された、奈良のたからもの。


書くだけではない墨の美しさや楽しさ、そして何より墨本来の香りといったさまざまな魅力を一人でも多くの方に伝えることが出来ればという思いで、この「香り墨Asuka」は作られました。


職人の卓越した技術と経験はもちろんのこと、ものづくりに対する情熱、そして何より「奈良墨のことを少しでも知って欲しい」そんな切なる願いが込められています。


ぜひ、あなたの自宅でその思いを感じてみてください。


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