鶏に魚でなんと読む?
「鶏魚」という言葉。
とりさかな?
とりぎょ?
なんと読む?
答え:イサキ
鶏魚で答えは「イサキ」。食用としても人気の高い魚で、大きいものでは40cm以上にもなるスズキ目イサキ科に属した魚です。成魚は全体的に青みがかかった色をしていますが、幼魚や若魚の頃は、やや明るい茶色の身体に褐色の縞文様が縦に走っています。
「鶏魚」の由来
魚なのに鶏?と思う方もいるかもしれませんが、理由は鶏魚の背びれにあります。この鶏魚の背びれ部分、なんとなく鶏のトサカに似ていませんか?このトサカに似た背びれから鶏魚という漢字が生まれたのだとか(諸説あり)。ちなみに、イサキという言葉は「五裂」が「イサキ」になったのだそうですよ。また「伊佐幾」、「伊佐木」と書かれることもあります。
背中の模様が、5本に裂けて見えることから、「五裂」が転じたのが名前の由来。
全長45センチメートルに達する。沿岸の藻場や岩礁域に群をつくって生息する。産卵期は夏。「長崎県の魚」に指定されている。引用元:長崎市
長崎県の魚に指定された鶏魚
鶏魚の漁獲量日本一は長崎県。長崎県の魚にも指定されており、産卵期の始まる脂がのった5~7月頃に揚げられる鶏魚は「梅雨イサキ」と呼ばれています。塩焼きだけでなく、煮つけや刺身、たたきなどにして食べてもおいしいのだそう。また、長崎県では「イサキ」とは呼ばず「イッサキ」というのだとか。
今回は「鶏魚」についてご紹介しました。スーパーなどで鶏魚を見かけたときには、背びれにぜひ注目してみてくださいね!