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食育やSDGs、フードロスや気候問題を考えるきっかけとなるイベント開催

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7月21日水曜日9時から千葉県多古町の多古米農家「たこまいらいふ萩原農場」の田んぼで、草取りのお手伝いをするイベントを開催します。

目次

幻の米「多古米」

幻の米と言われる「多古米」は千葉県で育てられているお米の約2%ほどしか市場の流通がありません。少ない生産量とそのおいしさから、地元・独自ルートで消費され、県外に出回る数が少ないといいます。そのおいしさの秘密は、谷津田(やつだ)とよばれる谷地にある田んぼ。元々が湖であることと山に挟まれていることから栄養素が多く、甘みがあり、もちもちと粘りのあるお米が育ちます。美味しすぎて、ある有名なお寿司屋さんでは、シャリがネタに勝ちすぎるという理由で使えなかったという話もあるとか。

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昨年11月『ちば食べる通信』の創刊号で、「たこまいらいふ萩原農場」が作るお米、多古米を特集させていただきました。多古米がおいしかったのはもちろんですが、そのおいしいお米を育てるために日々取り組まれていることも含めてお伝えをしました。その中でも特に大変なのが、田んぼの周りの草取りです。

除草剤を撒くこともできますが、稲に与える影響も考えて萩原農場では、夏の時期何度も何度も草を取ります。草をそのままにしておくこともできますが、稲への風通しを良くするためなどのこだわりがあり、その結果おいしいお米になります。

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そうやって育ったお米を食べておいしいと知ってもらいたいことはもちろんですが、その成長過程を知るということは、実はとても大切なことだと思っています。しかし、なかなかその機会はありません。フードロス、気候変動など、様々な問題がありますが、なかなか自分ごととして捉えるのは難しいのも事実です。

SDGsについても、言葉は知っていても、具体的に何をすればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか? 『ちば食べる通信』の取材を通して、生産者さんから聞く話、見ることで、知らなかったことを沢山知ることができ、そのおかげで、様々な問題についても考えることができるようになりました。今回のイベントは、ただ収穫をしておいしかったね、楽しかったね。で終わるのではなく、食べ物を育てる過程の大変さを体感することも大事なんじゃないかと思ってのイベントです。

大変な中、農家さんはおいしいものを育ててくれることを知り、また、どんな場所でおいしいお米になるのかを知り、萩原さんと色々と話す中で、新たなことを知る。そんな機会になればと思います。自分で見て知って理解して判断できるようになってほしい、実際にフードロスや気候問題に直面している生産者と話すことで気づきを深めてほしいと考えています。

食育の一つの手段として、「生産者とつながる」ということをちば食べる通信は考えています。生産者が知っていること、伝えたいことをこういうイベントを通してお伝えすることで、生産者と食べる人の価値観が近づくことが出来れば、いろいろな問題の解決のきっかけになるのではないかと考えています。まずは、知るきっかけをつくること、そのきっかけをちば食べる通信はこれからもつくっていきたいと考えていますので、まずはこのイベントについて、多くの方に知っていただくことが出来れば嬉しいです。

イベントの詳細

イベント名:田んぼでお米づくり体験】おいしい多古米を作るために多古米王子のお手伝いをしよう!(草取り編)参加無料、お土産あり

『ちば食べる通信』創刊号でご協力いただいた萩原さんの田んぼでおいしいお米に育つためのお手伝いをしましょう!

田んぼの周りの雑草をきれいにすることで、田んぼの風通しがよくなりますが、これが大変です。除草剤を使ったり雑草をそのままにするという手もありますが、そこは手間をかけてきれいにすることが萩原家のやり方。今年もまた新米のおいしさを味わうためにぜひお手伝いしましょう!手伝っていただいた方には、萩原さんからお土産があります!※21日が雨の場合は延期となり別日程を調整します。

【集合場所】参加者の方にお伝えします
【時間】9時スタート
【持ち物】長靴、着替え、タオル、飲みもの(裸足で田んぼに入ることもできます)
【注意事項】お子様がいらっしゃる方は、目を離さないようにお願いします!草刈り自体には小さい子は危ないので参加できません。周りで楽しく遊ぶのはOKです。

イベントのお申し込みはFacebookのイベントページ、もしくはメールにてご連絡ください。

https://fb.me/e/1mOHfjfW0
メール:info@chibataberu.com

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