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サスティナビリティ

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド

「まちのあれこれ談話室」の三人が選ぶ「ローカルプロジェクトのアイデア本5冊」

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1.ウォールデン 森の生活

「エコロジストの日記」と思われがちですが、1週間のうち1日だけ働いて稼げば、6日間は好きにできるということを2年2か月間、試した実験記です。まちの活性化は経済なのか心の豊かさなのかを判断するときの指標となる一冊。(山崎 亮)
 (80897)

書籍情報
著者:ヘンリー・D・ソロー
翻訳:今泉吉晴
出版社:小学館

2. 考現学入門

まちゆく人を観察することも学問になると提唱した著者。まちで暮らす人の微細な活動や遊んでいる子どもたちの様子など、まちの表情を考現学的目線で観察するところからまちづくりは始まる、ということを体系的に示す本です。(馬場正尊)
 (80901)

書籍情報
著者:今 和次郎
出版社:筑摩書房

クリエイティブ都市論 創造性は居心地のよい場所を求める

豊かな都市とはどんな状態かをデータ主義で解析。人口に占める作家やデザイナー、ミュージシャン、アーティストなどの割合を「ボヘミアン指数」と定義し、高いほどまちは豊かでクリエイティブだと立証した点もユニークです。(馬場正尊)
 (80905)

書籍情報
著者:リチャード・フロリダ
翻訳:井口典夫
出版社:ダイヤモンド社

4. 勇気凜凜ルリの色

コミュニティデザインの現場では、つい何が正しいかを語りがちですが、正しさを伝えるとき、おもしろく、笑いを交えながら話したほうが相手に伝わるということを教わった本。著者はあらゆる社会の問題も笑いを交えて語ります。(山崎 亮)
 (80909)

書籍情報
著者:浅田次郎
出版社:講談社

5.日本の夜の公共圏 スナック研究序説

奈良県の芸術祭で開店したスナックでマスターを務めるために読みました。スナックの歴史やスナックとキャバクラの違いなど、文学や思想、憲法学、行政学など、専門家の視点からスナックが読み解かれていくアカデミックな本です。(指出一正)
 (80913)

書籍情報
著者:谷口功一著、スナック研究会著
出版社:白水社
photographs by Hiroshi Takaoka  text by Kentaro Matsui
記事は雑誌ソトコト2022年3月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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