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白井グループが低炭素型の資源循環DX事業を本格化

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東京を中心に廃棄物の収集を行う、白井グループ株式会社(本社所在地:東京都足立区 代表取締役:白井 徹)は、令和元年度から取り組んできた、経済産業省の新連携事業「事業系廃棄物の資源循環を加速する IT・AI活用静脈プラットフォー ム」の開発を令和3年3月末で終了し、4月1日から本格的な事業化に乗り出す。

目次

白井グループの取り組む資源循環DXの位置づけ

動脈系のeコマース機能を、静脈系で実現するために、排出段階から廃棄物情報をデジタル化すべきというコンセプト。これを実現することで物流最適化、デジタル営業、資源循環の促進が可能となる。
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「デジタル資源循環」トップ画面

東京都23区の可燃ごみ、不燃ごみ、資源(段ボール類)を受け付け、必要な手続きを一気通貫で行う。
https://gomi.tokyo.jp/
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「デジタル資源循環」の業務フロー

排出事業者がデジタル資源循環に①入力すると②ごみ袋(収運・処理費込み)をSBS即配でお届けし、③排出されたごみ袋を、デジタル資源循環から④収集依頼を受けた収運業者が⑤回収する。⑥収運・処理費は電子決済される。

本事業は廃棄物収集車両を自動的に配車する、既開発の「AI配車システム」と有機的に連動する。同システムは2013年から8年間稼働してきた実績がある。車両台数を10%以上削減し、低炭素化と利益増に貢献している。「デジタル資源循環」で新たに開発した複数社共同利用機能を駆使して静脈物流と都市の低炭素化に貢献していく。

この静脈ポータルサイトの名称を「デジタル資源循環」とし、共同利用を前提とした新たなロゴマークを制定した。廃棄段階から資源循環情報をすべてデジタル化することで、資源再生までのトレーサビリティ確保の基礎情報として利用することを意図している。

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「デジタル資源循環」ロゴマーク

動脈(赤色)と静脈(青色)の循環を表し、赤色はデジタルへの積極的な意思も表す。

「デジタル資源循環」は産廃や事業系一般廃棄物の定期回収とスポット回収という、収集運搬の受付機能を担うだけでなく、さらに廃棄物を資源に再生していくという、SDGs指向の製造業や小売業との低炭素型資源循環の効率化にも取り組む。動脈と静脈を連携させることで循環経済と資源循環の両立をめざす。

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事業の将来像

今回のWebポータルサイト「デジタル資源循環」は廃棄物(資源)の発生時にその情報をデジタル化する。静脈プラットフォームは処理・処分までを管理する。資源循環プラットフォームは素材を再利用するまでをカバーする。白井グループはこの全体を視野に入れた事業活動を行っていく。
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具体的事例としては、使用済みPETボトルの回収についてはAI配車システムを用いた経済的回収の検証をサントリーMONOZUKURIエキスパート株式会社と実施した経験*1がある。アスクル株式会社とは環境省事業のクリアーホルダーの回収事業*2を共同で実施している。将来は他の廃プラスチックの資源循環にも「デジタル資源循環」を採用していく。

本事業を通して、今後、連携する収運・処理・処分企業に加えて、排出事業者、同事業に関心のあるパートナー企業を募っていく。

*1: Facebook:https://www.facebook.com/suntorygroup/posts/3868124603256558
*2: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000184.000021550.html

以上

白井グループ株式会社とは

社名 :白井グループ株式会社
代表 :白井 徹
所在地 :東京都足立区入谷5-16-28
URL :https://www.shirai-g.co.jp/
事業内容 :
白井グループは、「都市の静脈インフラを再構築する」ことをミッションとして掲げITやAIなどを積極的に活用し廃棄物ビジネスの革新を目指しています。家庭ごみ・事業ごみの収集運搬、家電リサイクル法の下での家電引き取り受託事業、機密情報のトレーサビリティ確保システム、海外事業、コンサルティング事業などを進めています。
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