ソトコトオンラインでは、「SDGs」「関係人口」「ウェルビーイング」をテーマに、社会や地域がより楽しくなる取り組みやニュース、イベント(=ソーシャルグットな話題)をピックアップして紹介しています。
カインズが脱炭素先行地域・匝瑳(そうさ)市の共同提案者に
「第4回脱炭素先行地域」に選定された千葉県匝瑳市の共同提案者として、大手ホームセンターとして有名な『株式会社カインズ』(以下、カインズ)が、「脱炭素先行地域選定証授与式」で選定証を授与しました。なお、ホームセンター業界で「脱炭素先行地域※」の共同提案者として参画するのは、カインズが初めてです。
<※脱炭素先行地域とは?>
2030年度までに民生部門(家庭部門及び業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出実質ゼロを実現するとともに、運輸部門や熱利用等も含めてそのほかの温室効果ガス排出削減についても、わが国全体の2030年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現する地域です。(出典:『環境省 脱炭素先行地域選定結果(第4回)について』)
この取組みでは、水田営農型ソーラーシェアリングの導入などにより、匝瑳市の主要産業である稲作の高収益化を図る「匝瑳モデル」を構築しながら脱炭素化の実現を目指しています。ほかにも「生涯活躍のまち」づくりを進め、農福・防災連携の取り組みにで、高齢者の雇用確保や市街地でのレジリエンス強化を図ります。さらに、営農型ソーラーシェアリングの研究・人材育成を行うソーラーシェアリング・アカデミー事業の実施することで、農業振興による関係・交流人口の増加と移住・定住の促進も目指しています。
株式会社カインズは、2050年目標である「まちごとカーボンゼロ」(Scope1,2,3※に加えて店舗のあるまちのカーボンゼロ化にも貢献)に資する本取組への参画を通じ、今後、匝瑳市や地域の事業者等と連携/共創しながら、地域の再生可能エネルギーの創出などを進めています。
※Scope1,2,3とは?
モノがつくられ廃棄されるまでのサプライチェーンにおけるGHG排出量の捉え方の分類方法。GHG(二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの排出量)を算定・報告するために定められた国際的な基準で示されている。スコープ1は、自社が直接排出するGHG。スコープ2は、自社が間接排出するGHG。スコープ3=原材料仕入れや販売後に排出されるGHG。
カインズが取り組む脱炭素(カーボンゼロ)
カインズは2025年目標として、Scope2(自社店舗・オフィス・倉庫など建屋で使用の電気・熱)のカーボンゼロ目標を設定しています。「省エネ」「創エネ」「再エネ」「CO2クレジットの購入」などを組み合わせた取り組みを進めています。
2023年6月末日時点で、カインズ全店舗の約25%(56店舗分)の電力使用量をカーボンゼロ(CO2排出量実質ゼロ)化しています。店舗を「まちのグリーン・防災拠点」に位置づけ、店舗のある地域の住民(お客様・お取引先様・自治体・NPO・学校など)を中心に、利害をともにする人たちと連携・共創しながら、2050年目標「まちごとカーボンゼロ」の達成へ向けて取り組んでいます。
https://www.cainz.co.jp/news/5732/
<株式会社カインズ>
29都道府県下に239店舗を展開するホームセンターチェーンです。「くらしDIY」をブランドコンセプトに、くらしを豊かにする価値ある商品・サービスを開発し、お値打ち価格で毎日提供します。Kindness(親切心)と創意工夫のアイデアあふれる店舗づくりに努めることで、お客様一人ひとりの、ご家族の、そして地域の日常を楽しいものとし、お客様とのプロミスである「くらしに、ららら。」をお届けします。