ふだんから日焼け止めを使っている人は多いと思いますが、海に行くとなると改めて日焼け止めの購入を考える人も多いのでは? そのときの購入基準は何でしょうか。海外では、紫外線吸収剤の成分が入った日焼け止めの使用を禁止している国もあるので、訪れる先によって選ぶ基準が変わるかもしれません。なぜ海外で禁止されているのか、私たちは何を基準に日焼け止めを選ぶべきなのか。この夏、海でたくさんシュノーケルをしようと思っているローカルライターが、「なんとなく良さそうだから」と選んでいた日焼け止めについて調べてみました。
日焼け止めを買うときの基準は何ですか?
2位:テクスチャ
3位:値段
4位:白浮きしないか
5位:成分や肌との相性
同率6位:PA
同率6位:香り
8位:容量
9位:石鹸で落ちるか
夏は海に行く機会も多いので、自分のお肌にとっていいのはもちろん、海のなかで私たちを楽しませてくれる生き物たちにとってもいいものを選ぶには、何をチェックすればいいのか確認していきましょう。
ビーチフレンドリーな日焼け止めとは?
ハワイで販売・流通が禁止されている指定成分は、紫外線吸収剤の2つの成分。
・オキシベンゾン
・オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
タイ王国で国立公園への持ち込みと使用が禁止されている指定成分は、以下の4つ。
・オキシベンゾン
・オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
・4-メチルベンジリデンカンファー (エンザカメン)
・ブチルパラベン
パラオ共和国では更に数が増えて、以下の10成分になります。
・オキシベンゾン
・オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
・オクトクリレン
・エンザカメン
・トリクロサン
・メチルパラベン
・エチルパラベン
・ブチルパラベン
・ベンジルパラベン
・フェノキシエタノール
※2023年7月現在
なぜ日焼け止めが環境によくないのか
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-46068299
CNN.co.jp
https://www.cnn.co.jp/travel/35128819-2.html
サンゴの白化現象は、サンゴ礁の衰退を招く大きな原因の一つとされています。白化現象とは、造礁サンゴに共生している褐虫藻が失われることで、サンゴの白い骨格が透けて見える現象です。白化した状態が続くと、サンゴは共生藻からの光合成生産物を受け取ることができず、壊滅してしまいます。
日焼け止めと海の環境問題について、今私たちができることは何か
地球が求めているのは、すべてを地球のために完璧にこなす数少ない存在ではなく、それぞれが地球環境のことを意識して、自分ができることを少しでも行動に移している大勢の人たちだと思います。一人ひとりが、たとえ小さな行動でもできることを日々積み重ねていけば、それは大きな力となって「アースフレンドリー」につながるのではないでしょうか。
ライター。身近な面白い場所や人を取材するのが好き。築100年以上の古民家で、犬猫ヤギとともに田舎暮らしを堪能中。自転車キャンプ、犬連れ車中泊しながら自然を満喫するのが好き。
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