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「藻雑魚」なんと読む?
答え:モジャコ
答えは「モジャコ」でした!藻雑魚とはブリの稚魚のことを指しています。体重はなんと3~20gで、この藻雑魚から大きなブリに成長します。藻雑魚はおもに流れ藻の下に身を潜めていることが多く、3月~4月頃に薩南海域にあらわれ、4月~5月頃に九州西岸~長崎県五島列島近海、日向灘~熊野灘、6月頃に島根県の隠岐周辺海域にあらわれるそうです。また養殖のブリを育てるために、この藻雑魚漁が行われることが多いそう。
中川イサトさんのギターインスト曲の
タイトルになっている「藻雑魚(もじゃこ)」はこれ。ブリの稚魚のことだそうです pic.twitter.com/mQWJESppUb— 中島浩光 (@naka_hiromtsu) October 19, 2021
熊本県の藻雑魚漁
熊本県の藻雑魚漁は毎年ゴールデンウイーク前後の4月下旬~5月初旬頃に行われています。藻雑魚漁は、天草沖に浮遊する流れ藻の下に身を潜めている藻雑魚を網を使って、すくいあげるように漁獲しています。おもに養殖ブリのために漁獲されるため、その後はストレスや傷をつけないように丁寧にサイズを選別しイケスに移動。またそのまま育てるのではなく、大切なのがワクチン接種です。約1ヶ月ほどイケスのなかで暮らした藻雑魚が病気にかからないように、国が認めたワクチン接種を行うのだそう。さらに1年半~2年ほどさらに育てると藻雑魚は大きく成長し、3㎏ほどになったころに大きなイケスへ移し、4~6㎏まで成長させてから出荷しています。
熊本産の養殖ブリです。
この商品も市場を通して売り上げの一部が義援金として送られるそうなので協力をかねてたった5ケースですが買わせていただきました。
今日も鮮魚を通して小さな協力させていただきます。 pic.twitter.com/y9cIteZ6z8— 京都中央卸売市場 魚肴屋だいしめ🐟 (@red2red2red2) April 21, 2016
今回は「藻雑魚」をご紹介しました!
参考:水産庁(https://www.jfa.maff.go.jp/)
参考:熊本県海水養殖漁業協同組合(http://marukuma.or.jp/)