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特集 | ソトコトが手がける講座・講演プロジェクト

『おいでらよ いこらよ』として『Farmer’s Market』へ出店。

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おいしいものに心温かなヒト、魅力いっぱいの和歌山県田辺市。
田辺との関係を広げ、深める「たなコトアカデミー」の修了レポートです!

目次

「たなコトアカデミー」1期生修了!

山と海に囲まれた自然豊かな土地と、太陽のように温かく陽気なヒトが魅力の和歌山県田辺市。そんな田辺はおいしい食材の宝庫でもある。2018年11月より開講した「たなコトアカデミー」は田辺の農産物や加工品を東京・青山で開催される『Farmer’s Market@UNU』で販売することを通じ、「地域づくり・地域の編集」「ローカルビジネス」「自分ならではの地域との関わり方」に関心を持つ首都圏在住者と地元プレイヤーがゆるやかにつながり、多様な関わり方が生まれることを目的とした関係人口創出講座だ。

たなコト
上2点/店では、柑橘類のほかに熊野米や甘酒、梅干し、ジャムなども販売。田辺の魅力を伝えた。
下2点/ランチ会ではジビエ肉料理、柑橘11種類の食べ比べなどを参加者に楽しんでもらった。なお、本記事の原稿執筆、写真撮影を担当したのも受講生です!

メンターに「大家の学校」「リノベーションスクール」など全国のまちづくりを手がける『nest Inc.』の青木純さんと、田辺で絶大な信頼を得る『高垣工務店』の石山登啓さんを迎え、メイン講師を指出一正・ソトコト編集長が務めた。

生産者として携わったのは、柑橘を育てる『十秋園』の野久保太一郎さん、ジビエ・柑橘・加工品を生産販売する『TEAM HINATA』の岡本和宜さん、お米屋であり「熊野米」生産者である『たがみ』の田上雅人さんだ。受講生15名は4か月にわたり、『都電テーブル 鬼子母神前』店を会場として、「生産者の想い」や「田辺との関係」をどう形にするか、ただ販売するだけではなく「田辺のファン」になってもらうにはどうしたらよいか、生産者も交え、何度も議論を重ねた。さらには、週末に時間をつくり自主的に田辺の生産者のもとへ訪問。作物の背景を学んだり、畑で収穫を体験することで商品への理解を深め、田辺との距離も縮めてきた。 

『都電テーブル 鬼子母神前』店での講座。
『都電テーブル 鬼子母神前』店での講座。

『Farmer’s Market』当日は晴天に恵まれた。売り場には季節感や臨場感など「田辺の畑そのまま」をお届けしたいと、商品の横に梅の花を活けたり、農作業で使うカゴなども一緒にディスプレイした。
店の名前は『おいでらよ いこらよ』 。田辺の方言で「おいでよ 行こうよ」という意味で、「田辺に遊びに来てね」という想いも込められている。購入してくださったお客様にメッセージが伝わり、生産者とのつながりが生まれるようにオリジナルのフライヤーも作製した。さらに、田辺の食材を学び、実際に味わえるランチ会も開催し、食に関心のある約40名の方にご参加いただいた。

たなコト
左からメイン講師を務めた指出一正、メンターの青木純さん、石山登啓さん。

出店を終えた受講生の感想には「今後も出店や発信を続けたい」「何度も訪れたい土地になった」「身近に感じる」「田辺のものを選んで買いたい」など、講座が終わっても末永く田辺との関係を続けたいという声が挙がった。それまでさまざまな苦労もあったが、「田辺の人の想いに応えたい」と”第二の故郷”の商品を売る受講生の姿はキラキラと輝いていた。

たなコト
終了後、みんなで記念撮影。売り切れになった商品も多数。

 

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